作家城山三郎の著書「そうか、もう君はいないにか」
偶然にも再度読むことになった。
読み進むうちに
「あれ? 何処かで読んだ気がする。」
記憶が蘇ります。
「そうだ、以前読んだことのある本だ。」
途中で止めることなく読み終えた。
この著書は作家城山三郎氏の原稿が没後に発見され、
刊行された感動、感涙の手記です。
作家城山三郎の小説等の作品は、殆ど好んで愛読しました。
この著書はこの作家の知られざるほのぼのとした私生活の全てを綴ってます。
巻末に掲載されて作家の次女の
「父が遺してくれたものー最後の黄金の日日ー」
一読者として、感極まるものがあります。
そして、この著書の解説を、今は亡き児玉清氏が書き記しております。
生前、児玉清氏がラジオ番組で読書コーナーを担当し、読書本の紹介をしておりました。
その番組を通じて、読書を趣味にすることができました。
新刊本を3ページ読んだけで、横積みにしていた頃です。
児玉清氏が推奨する本を一覧表に掲げ、辛抱に辛抱を重ね
読み続けるうちに、読書の楽しみが判るようになりました。
そのお陰で年間読書100冊を目標に掲げ、その達成継続に酔い痺れております。
巻末に掲載されたような感動、感涙を呼ぶ感想文は綴れませんが
この著書を読み終えた感想は、まさにその通り共有し得たことで満足です。