購読している新聞の朝刊の社会面に掲載されたトップ記事です。
保湿塗り薬が化粧品代わりに使用され、医療費の圧迫に繋がっているとの事です。
この薬の名称が「ヒルドイド」で保湿薬の一種です。
効用として、保湿のほか、血行を促進する作用があり、アトピー性皮膚炎や
加齢や糖尿病による皮膚の乾燥などの治療に使用されます。
乳幼児の場合、おむつかぶれや発疹で処方されることもあるそうです。
処方には医師の診断が必要です。
女性向けのある美容雑誌に載ったヒルドイド特集記事には
「小じわが軽減する」「肌が生き返る」などの文字が躍り、
ネット上でも芸能人やモデルのブログなど絶賛する内容が氾濫しているそうです。
そして、化粧品を購入する感覚で病院を訪れる女性が多いとの事。
病院の医師も「乾燥を訴えられたら断れない」とか。
健康保険組合連合会の調査のヒルドイド処方増加件数を年代別では
40代から50代にかけての女性が最も多い。
雑誌やインターネットで「美肌になれる」などど紹介されて広まり
公的医療保険を適用して低料金で入手できることから、
化粧品代わりに求める女性が増えている背景があります。
治療以外でのこうした処方は薬剤費を押し上げ、医療財政を圧迫し
年間多額の税金が無駄遣いされる可能性があるそうです。
「お得に美肌」情報拡散、不思議な現象です。
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この朝刊の記事の写真を見て、自分の手元にある薬の事だと直感し
その記事を詳細に読みました。
病院で調剤された薬が、朝刊の社会面のトップ記事として掲載されている事に
関心が引き寄せられてます。
記事の内容は、世の中の至って馬鹿げた事柄と言ったら語弊があるかも。
美容雑誌、芸能人・モデル、それらに踊らされている女性、
そして見識ある医者も、どうかしている。
薬はあくまでも薬です。化粧品では無いはずです。
美肌に効用が有るかもしれませんが、薬には副作用が伴います。
ヒルドイド販売元では
「患者の自己判断での使用は副作用のリスクもあり、控えてほしい」
と注意勧告してます。
それは、当然のことです。
何処か、狂っている現実を見せつけられた新聞記事でした。
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何故、手元に「ヒルドイド」軟膏が横たわっているのかって?
実は、その事を言いたくて、長い言い回しになってしまいました。
以前ブログでも掲載したことが、数回ありますが
地元大学付属病院の皮膚科で痒疹と診断され、長期にわたって治療を受けております。
強い痒みを伴う皮膚の炎症反応を起こしてます。
大豆位までの大きさの塊が皮膚に多発して、引っ搔き傷が絶えません。
大衆浴場で肌を露にすることに、躊躇してます。
病状は慢性化し、主治医からは結節性痒疹と言い渡され
治り悪い難病だと断定されてしまってます。
治療方法としてステロイド外用薬「アンテベート」軟膏と保湿塗り薬「ヒルドイド」軟膏が調剤されます。
それらの薬の使用効果は定かではありません。
治療効果は改善されてないから、使用効果は殆ど無いと言っても良いでしょう。
残る治療方法は、腎臓に負担が掛かるものです。
それは主治医に勧められても、断るつもりです。
特にステロイド薬については、長期にわたる使用でその副作用が心配です。
主治医の治療は痒疹の要因分析が不明のままのマニュアル治療です。
「この病気の原因は、何ですか?」
これは医者泣かせの質問です。
原因が分からないそうです。
でも、患者からの問診を通して、推測ぐらいはしても良さそうだが
忙しいのか、それもありません。
「野良仕事で、蚊に刺される機会が多いので、それが要因でしょうか?」
ここまで具体的な質問に対して、解答は「分かりません」。
そこで、セカンドオピニオンをお願いしました。
東大医学部付属病院の皮膚科への紹介書を書いて貰いました。
東大医学部付属病院の診察券を入手し、診察を受けました。
担当医は女医さんです。診察時間には制約はありません。
病状に対する疑問点を率直に相談しました。
相談結果は担当主治医と何ら変わるところはありませんが、
一つだけ、違ったことがあります。
長期にわたって同じ治療方法を続けても効果が改善されてない事を前提に
自然免疫の強化策について、質問しました。
「それはいろいろ個人差があって、これが良いというものはありませんが、
患者さんが日々の生活の中で、食生活改善などを実践し良かれと思うところがあれば
それを継続することが最善と思いますが、何か思い当たることが有りますか?」
担当主治医と雑談した事もない趣味の野良仕事の自慢話と
遠隔地農場の片隅の「かぼす」の話題になりました。
野良仕事をしていて、何にも食べるものが無く「かぼす」を捥いで食べた事。
香りが爽やかで、酸味がさっぱりして食後、疲労回復したような感じがしたこと
そして、このことを家内にメールで伝えたら、昔から「美肌効果」が抜群との事
これって、もしかしたら痒疹で皮膚が荒れているのに、治療効果があるのでは?
「かぶすは九州大分県の特産物で、鍋物に使う薬味として有名です。
かぼすにはビタミンCが豊富に含んでおり、その栄養効果がいろいろ伝わっているものと思います。」
このお医者さん大分県の出身者かしら? 「かぼす」に詳しいことに驚きました。
お土産に、保湿塗り薬「ヒルドイド」等の調剤薬を持ち帰りました。
後日、紹介書を書いて貰った主治医に診察方々報告に伺いました。
またまた、お土産に、保湿塗り薬の調剤です。
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それぞれのあの日以来の後日談です。
調剤していただいた薬は当てにできません。
自分なりの自然治癒を導き出そうと一大決心。誰にも明かさない秘め事です。
うっかり明かすと、馬鹿にされます。特に家内は要注意です。
痒くても、絶対に掻きむしらない事。薬に頼らない事。「かぼす」の効用を信じ実践する事。
遠隔地農場の片隅にある「かぼす」は収穫最盛期を迎えてます。
全部捥ぎ取って、生食用一か月分を冷蔵庫に保管。
残りをは全て果汁に加工。皮と種はミキサーで砕いてジャム加工。
一切捨てる部分はありません。
それが、皮膚病の痒疹の治療に如何かかわりがあるのか?
毎日、朝夕欠かさずに「かぼす」を一個丸ごと食べます。
冷蔵庫には、保存期間有効の一か月分があります。
果汁には焼酎を加え防腐対策を施しております。
これを、湯上りに全身に塗ります。痒疹で傷ついた箇所に染み渡ります。
体中の痒疹の細菌を退治してくれているような感じがします。
既に半月が経過してます。
痒疹の病状は日に日に見違えるほど改善に向かってます。
あの大豆位の大きさの塊が平らになり、肌がすべすべになってます。
赤黒く色付いた跡も薄れてきております。
治り悪い難病だと言っていた主治医の解説とは、逆の結果が生まれております。
まだ誰にも公表してません。
ただ、家内だけは私の手の届かない体の一部に「かぼすの搾り汁」を塗るのを手伝いながら
「馬鹿な事を、と言わないで良かった」と独り言を呟いてます。
これも、あの東大の女医さんとのセカンドオピニオンの雑談から生まれた結果です。
保存している「かぼす」を全部使い終えたら、もっと良い結果が生まれているだろう。
そしたら、あの先生に結果報告に伺いたいと思います。
調剤された薬に頼らないと、かたく心に決めた証です。
「お得に美肌」の化粧品代わりもあります。
決して、家内にお勧めしません。
私の痒疹治療の完治後は、貴重な宝物として永久保存ものです。
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新聞記事からヒルドイド処方された加入者レセプトの年間集計です。
男性 39,312件(前年比 7.9%増)
女性194,377件(前年比17.3%増)
合計203,689件 ( 前年比15.3%増)です。
この内、慢性痒疹の病状を抱えているのはどれくらいいるだろう?
インターネットで検索したら、意外な場面に遭遇しました。
「難治性慢性痒疹・皮膚そう痒症の病態解析及び診断基準・治療指針の確立班」の名簿と
皮膚疾患分野:難治性慢性痒疹・皮膚そう痒症の概要・痒疹の概念、疫学、原因、症状、合併症、治療法、研究班のこと。
お医者さんの治療マニュアル作りの総本山です。
厚生省の難病対策チームに集った専門の先生たちです。
この中の,誰でも良いから私の体験事例に関心を持ってもらえないだろうか?
難病だ難病だと言い続けているだけで、専門の先生方に難病にさせられている感じ。
専門の先生方が指摘する難治性慢性痒疹が、半月経過しない内に病状が改善に向かっている。
「かぼす」を毎日朝夕食べて、その果汁を体中に塗って、それで結節性痒疹が完治したなんて
誰が信用してくれるだろう。
真剣に聞いて貰って、いろいろな研究を重ねて、本当に困っている人々のために役立ててほしいのです。
地元の大学病院の皮膚科の担当主治医も、その実態を話さなければ
自分自身の治療方法で完治に導いたものと、カルテに記載することでしょう。
半信半疑で対応されることほど、不愉快な事はありません。
やっぱり、いろいろ考えた結果、あの先生にしよう。
そんな事を、ながながと追加しました。