この花の名前は、「ハナカタバミ」です。
南アフリカ原産で、江戸末期に日本への帰化植物です。
球根草の多年草です。
駅前花壇の群生地から株分けをして、観賞用に鉢植えにしました。
晴天の秋晴れに促されて、満開に咲き誇っております。
もう一つの話題へ
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私は小説家司馬遼太郎のファンの一人です。
同氏に著書は殆ど読破しました。
「街道がゆく」シリーズは解説付き旅行をしている趣でした。
読書を通じて、大変良い勉強をさせて頂きました。
最近、「司馬遼太郎全講演集」を再読しております。
その中で、「言葉」に関する興味深い個所がありました。
明治時代、日本近代の文学作品は、全て文語体の難しい文章でした。
明治期の噺家・三遊亭円朝が「日本語文章の口語化」に
多大な貢献した人とか。円朝自身、文章にすることを意識して喋ったとか。
分かり易く読みやすい。なにより面白い内容に大変好評だったとか。
小説家の二葉亭四迷、名前だけは記憶に留まっております。
その代表作「浮雲」。今まで未読のまま。
筆名に異質を感じながらも、その由来も放置したまま。
文学愛好家にはそれらの事柄には、既に周知の事でしょう。
文学の謎解きは、その醍醐味を紐解く機会でもあります。
小説家を志し口語体の小説に苦心をを重ねてた長谷川辰之助(本名)は,
その師匠坪内逍遥から「円朝の速記本を参考にしたら」との助言を受け、
そして日本ではじめての「言文一致体」の口語体小説が誕生します。
それが、二葉亭四迷の小説「浮雲」です。
早速、図書館から借り受けて読むことにします。
筆名の由来について、著書の「予の半生の懺悔」に詳しく記されております。
処女作「浮雲」の出版に対する卑下、自身に「くたばって仕舞(め)え」と
罵っております。
話題に事欠かさない作品です。
興味を抱きました。
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