通院、不要宣告。

地元の大学病院の皮膚科で痒疹と診断され

通い続ける事、２年７か月。

ステロイド外用薬を使用した治療を続ける。

一向に病状の回復は見られず、

慢性痒疹・結節性痒疹である断定される。

治り悪い難病で、やるべき治療は全て尽くし終えた。

担当医師から、最後通告を受けたような感じ。

それでも、通常通りの薬を調剤して貰いました。

・・・・・

遠隔地農場で採集した「かぼす」の効用実験に取り組む。

「かぼす」にはビタミンＣが豊富に含有し、美肌効果があるとされてます。

私の体は痒疹の描き傷で至るところが荒れ放題です。

何とか、ガサガサの肌がツルツルの肌に変らないだろうか？

「かぼす」の効用実験で決め事があります。

・病院からの調剤薬は一切使用しない事

・朝夕、「かぼす」を生で食べる事

・「かぼす」の果汁液を体中に朝夕2回塗る事

期間は次の通院診察予約があるまでの１か月間です。

その準備は、畑のかぼすを捥ぎ取るところから始まります。

１か月間の生食用のかぼすは冷蔵庫に保存。有効期限は1か月。

かぼすの果汁液に焼酎を加えて、防腐対策を怠りません。

毎日欠かさずに実施。家内にも手伝ってもらいます。

・・・・・

かぼすの果汁液を体中に塗ると痒疹の描き傷に染み込みます。

その染み込みには一時、強い刺激が掻き立てられます。

痒みを生じさせる細菌を退治してくれているような錯覚。

痒疹の痒みが納まって、体を掻きむしる事が無くなりました。

新たな掻き傷を作らない事により、結節性痒疹の治癒の兆しが現れて来ました。

手の甲に出来た痒疹の丘状が消え、荒れた肌がツルツルに変われました。

体中に出来た痒疹の描き傷で出来た角質の塊のような丘状も平になっていく。

実験の日数が重ねる毎に、その病状の回復が進みます。

冷蔵庫の中の生食用のかぼすも底を突きました。

・・・・・

1か月後の診察予約日を迎えました。

担当医に私の痒疹治療の実験結果のお披露目です。

担当医として、その治療方法は半信半疑です。

でも、難病と称されれ結節性痒疹の治癒の実態が目前にあります。

私のカルテに自己流の治療の取組みが詳細に書き込まれました。

そして、治癒に向かう痒疹の状況が写真に撮られ、カルテに添付されました。

前回診察を受けて、調剤された薬を一切使用しないでの

実験結果に、担当医が驚きを感じておりました。

「これでは、私が失業してしまいますね」

担当医の偽らざる気持ちのようです。

・・・・・

「次回の診察予約日は？」

「もう、通院は不要でしょう」

担当医からの痒疹に関する病状治癒宣告を受けました。

2年7か月の間、いろいろとお世話になりました。

自分自身の病気と真剣に向き合った結果が、今日の宣告にに繋がりました。

併せて、お世話になった病院近くの薬局にも、嬉しい状況報告をしました。

何処かでお見えにかかった顔です。