8クラス毎の各調理台で作業開始です。
各クラスの調理食材は
キャベツ、にんじん、玉ねぎ、いんげん、ウインナー、コンソメ、塩・胡椒、水
野菜は刻んで鍋に入れ、水で軟らかく煮て、コンソメで味を調えて出来上がりです。
スープの味加減を吟味しているところです。
鍋ごとに微妙な違いがあります。
夫々担当者の味覚の違いでしょう。
出来上がったスープは食育授業最後に生徒たちに試食して頂きます。
ヘルスメイトの各クラス担当者は、生徒たちの前で挨拶をしなければなりません。
祖父母が孫の年代へのご挨拶。
用意された原稿が有りますが、格好つけて暗記して臨みます。
緊張のあまり、度忘れしてしまうのではないかと心配です。
「今日は。私たちは地域の食生活改善推進員、通称ヘルスメイトと言います。
今のクラスの調理担当しました〇〇と△△です。
私達は地域の中で、皆さんの食生活が少しでも今より良くなるように活動をしております。
今日は、地元の農家で収穫した野菜を使っての「野菜スープ」作りました。
野菜を水で軟かく煮て、コンソメで味を調えました。
とても簡単に出来るので皆さんも自分で作ってみてください。
朝ご飯を食べることも、野菜をたくさん食べることも大切です。
是非、参考にして下さい。」
生徒の皆、真剣におじいちゃんのお話を聞いてくれてます。
異世代の交流に嬉しさが込み上げてきました。
つくったスープ、残さずに完食です。
そして、食育に携わった関係者の打ち合わせ会で
生徒たちのアンケート用紙に綴られた内容のお披露目が有ります。
殆どの生徒が「美味しかった」との感想。
そして、「今度、自分で野菜スープを作ってみます。」
10名ほどの回答。「嬉しい!」一言に尽きます。
「黄色いエプロン姿のお爺ちゃんが、野菜スープを作ってくれたよ」
それだけでも話題になりそうです。
純真な高校生と、こころの触れ合いを持てたひと時でした。
こんな出会いに、食育ボランティアの楽しみを感じてます。