wo
遠隔地農場に野良仕事で出かけると、必ず訪れる友達です。
名前は聞いてません。
何処かの飼い猫でしょう。
何時も畑の小屋の前で屯してます。
最初は警戒して、近づきませんでしたが
今では、猫言葉で会話してます。
猫の鳴き声で、何を求めているのか、分かるようになりました。
「何か、美味しい物ない?」
そんなことは、決して口に出すことはありません。
しっかりと躾が出来ている猫と見受けました。
それでもスーパーに買い物に出かけた折、キャッツフードコーナーに立ち寄ります。
どんなものが、好物だろう?
いろいろな食べ物が陳列してあります。
マグロ料理の缶詰。値段も手ごろです。
畑の小屋に保存して置いても心配がありません。
ある日、家内には内緒で、畑の友達におやつを差上げました。
それから、ぞーと続いてます。
皆には内緒です。
当然、猫も飼い主には内緒です。
お互いに秘密を共有する中です。
それが、先週末野良仕事に出かけた折に、接した時のことです。
何時ものと、ちょっと様子が変です。
「御馳走様、美味しかった!」の声が、普段と違うのです。
長いお付き合いの間に、その違いが判るのです。
「どうしたの?」
丹波黒豆畑の冊の中から、2匹の子猫が出てきたのです。
「お母さんが呼ぶまで、出てきてはいけませんよ」と、言われていた感じ。
お母さん猫が、2匹の子猫を引き連れての、私へのお披露目でした。
お母さんそっくりの子猫と黒と白の2色の子猫。
とても可愛らしい。
まだ警戒心が強く、近づきません。
でも、興味津々の様子です。
お母さん猫の了解をもらって、あの缶詰の蓋を開けて、お皿に盛り付けました。
餌で呼びつけることはしません。
子猫を見守る母親の傍に、そっとお皿を置いて、その場所から離れます。
「あれ!お母さん猫だけで食べてしまうのか?」
と思っていたら、お母さん猫が子猫を読んで、一緒に食べ始めました。
食べ終わった後、口の周りを手で擦っております。
親子、まったく同じ仕草です。
子猫たち、いくらか警戒心がよけた感じ。
お母さんと一緒に遊んでおります。
少し離れたところで、猫家族との触れ合いを楽しんでおりました。
写真を撮って、お披露目できないことが残念です。
「あのね、今日畑で、あの猫。2匹の子猫を連れてきたんだよ」
家内に報告しようと、思ったがやめた。
「また、餌あげたでしょう。」
叱られること、間違いないから。
私にとって、畑に集まって来るものは、みんな友達です。