恒例の新春初詣。
シニアライフを生き生きと歩む会の正月例会です。
シニア世代高齢者の地域交流仲間達が集いました。
参加者全員、日頃の行いが良いものですから、行楽日和の天候です。
誰もが、万の神様に感謝しております。
今年の初詣は、愛宕神社です。
「愛宕の山に入り残る月を旅路の友として」
鉄道唱歌の一節です。
高さは海抜26メートルの愛宕山は都心に現存する名山として著名です。
愛宕神社は「火産霊命」(火の神)を祀ってます。
鎮座は慶長8年(1603年)。
徳川家康公が江戸に幕府を設く折,幕令により建立されたと「参拝しおり」にあります。
正面86段の男坂は急斜面の石段です。
徳川3代将軍家光公が若かりし頃、寛永11年正月、四国丸亀藩士曲垣平九郎が
騎馬にてその石段を登り、社前に国家安泰を祈願し、梅花を手折り騎馬にて
その石段を下り、この梅花を将軍に献じた。
日本一の馬術の名人と称され、その名を天下にとどろかせた。
以来この男坂は「出世の石段」と称されるようになりました。
「寛永三馬術」は講談界では著名な演目です。
シニアライフを生き生きと歩む会の例会イベント参加者募集案内
「新春初詣愛宕神社&講談鑑賞会」です。
シニアライフを生き生きと歩む会は地域交流仲間づくりを主旨に掲げ
活動10年の月日を重ねております。
団塊世代が地域参加に戸惑いを感じていた頃、出来たグループです。
掲げた所期の目的は達成されております。
皆、気心を知り尽くした仲間たちになりました。
毎月欠かさずに開催する例会は、シニア世代の「きょういく」機会の役割を担ってます。
シニア世代の高齢者に「講談を聞く」趣味を持って頂くことを意図して、始めたことがあります。
それが、「新春初詣&講談鑑賞会」企画です。
今回で3回目です。
最初は「講談?」。そんな感じ。
講談師、あんまりテレビ画面に登場しませんから、それは当然かも知れません。
2年目、「また、講談なの?」。年一度の講談では馴染まないようです。
企画幹事として、諦めずにいろいろ考えました。
と言う私も、実は同様なことがありました。
ある人に誘われて、若手講談師の応援団的「講談たっぷり会」に夫婦で通い続けるうちに
趣味を通り越して、若手講談師の支援活動に及んでました。
シニア世代高齢者に講談を行く趣味が加わったら、とても素敵な出来事です。
「きょういく」機会が増えること、間違いありません。
身心共に健やかな暮らしに役立つこと、確信してます。
そんな気持ちで、正月例会企画の立案に当たりました。
講談鑑賞会、いよいよ3年目。
その企画趣旨の成果がが問われ、今後の展開にも影響します。
そこで選んだ場所が、講談界とも深い繋がりのある「愛宕神社・出世の石段」です。
「この石段、寛永三馬術という講談演目で名高いですよ」
現地踏査して、その解説をしても、まだ興味を抱いた様子はありません。
講談鑑賞会は、「お江戸日本橋亭」です。
若手男性講談師により講談会「はやぶさ会」の公演です。
男性ならではの迫力のある高座で、年一度毎回楽しんでおります。
出演する若手講談師は、宝井梅湯、田辺鶴遊、田辺凌鶴、神田山緑。
事前に出演者の一人宝井梅湯さんにメールで、講談鑑賞会開催趣旨を説明し、
相談事をしておりました。
愛宕神社に初詣をし、出世の石段を踏査してから、講談会場に臨みます。
「是非、あの名高い寛永三馬術・曲垣平九郎を講談演目に添えて頂きたい」
会員の皆様には、内緒ごとです。
出演若手講談師仲間達の演出も見事なものです。
シニアライフを生き生きと歩む会の講談鑑賞会の参加者を対象に
興味を抱かさせる気配りが随所に張り巡ぐされております。
企画幹事冥利に尽きる嬉しい感動を与えて頂きました。
「よし! これでいける! 大成功だ!」
勝手に大満足顔してます。
隣の席の家内が、その様子を脇で見ていて
「良かったね、願いが叶って!」
「夢湯さんのお陰だ」
当日、「講談たっぷり会」の世話人の鈴木ご夫妻も同伴してくれた。
このご夫妻の活動に一歩でも近づきたいと、実践してきた事が
3度目にして、開花しそうです。
3時間におよぶ講談公演が終えて、
参加者の皆さんから
「良かった! 良かった!」の感想。
3年続けて参加した講談鑑賞会で、講談を聞く楽しみを実感した様子。
初めて参加された方も、「講談って、こんな楽しみ方が有るんだ!」
そんな雰囲気が漂う場面が待ち受けてました。
この講談「はやぶさ会」。
もう直ぐ、公演00回目の記念すべき開催が予定されてます。
今回のお礼兼ねて、夫婦で出かけたいと思います。
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