日々是好日

今日も晴天なり。
どんな日でも、毎日は新鮮で最高にいい日だと思うことにしてます。
ご一緒に如何ですか?

1・29・300

2019-03-15 07:17:49 | シニアライフ

「1・29・300」

あるところで、この数列を見た。

「なんの事だろう。」と気に留めた。

便利な時代です。

喫茶店でコーヒーを飲みながら、

携帯アプリを使って検索できます。

古希を過ぎても、知らないことだらけです。

見過ごしてしまいがちなことです。

それにしても、気に留めた場所がレストランです。

顧客の目に触れることない厨房の壁に貼ってありました。

カウンター越しに目に留まったのです。

一瞬の出来事です。

瞬時にこの数列を記憶に留まる。

「どんな意味を含んでいるのだろう?」

未知の分野への興味が募ります。

「何やってんの?」

「・・・・・」携帯アプリで検索に夢中。

「喫茶店でコーヒー飲みながら、お話しできないの?」

「何のお話?」

「だから,今何やってんの?」

慣れない携帯アプリの検索を中断せざるを得ません。

「1・29・300って知ってる? 今検索中だったの」

「それって、何とかの法則よ。」

「知ってるの?」

「知らないの? それとも忘れてしまったの?」

「だから何なんだよ?」

「法則の名称は思い出せないが、その意味だけは覚えている。」

「どんなこと?」

「一つの重大事故の背景には、29件の軽微な事故が伴っており、

更にその背景には、300もののミスや異常が存在する、と云うこと。」

「似たようなことを聞いた思えがある。」

「聞いた事って? 口頭で伝達したことないの?」

「何が言いたいの?」

「よくそれで、上司が務まったね、と言いたいの。」

「馬鹿にするな!」

「顧客からの一件のクレームの背景には、多くの顧客の不満が存在する、と教わってきたの」

「すごい記憶力だね、ご立派!」

「10年ぶりに思い出した。それって1・29・300の法則よ」

「本当か?」

「間違いないよ! 検索してみて!」

もう一度携帯アプリで検索操作する。

「1・29・300の法則って、アインリッヒ法則って云うんだ」

「間違ってなかったでしょう? 良かった!」

普段、夫婦揃って喫茶店に入っても、ただ黙してコーヒーを飲むだけ

「変なの?」と思われるかもしれないが、阿吽の関係。

それでも私は自己満足、家内が傍にいるだけでいい。でも家内は不満のようだ。

そこには、これといった話題が見当たらないのです。

取って付けたような話題は嫌いです。

ところが、今回は趣が違います。

これって、いいことなんでしょうね。

久しぶりに、家内の弾んだ笑顔を見た感じ。

錯覚ではありません。

コーヒーの味が美味しく感じ、もう一杯お替りです。

ある昼下がりのひと時です。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿