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【ネタバレなし】ゴジラ観てきました!

2019年05月31日 21時12分55秒 | 創作雑談


ハリウッド版ゴジラ2――「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を観てきました!


以下、ネタバレしないように感想を書きます。



まず、怪獣映画を久しぶりに観ました!
そう言いたくなる快作です。

数ある怪獣映画の中でも、これは新時代の幕開けにふさわしい「今後の見本」となるべき作品と言える出来でした。

例えば、「人間ドラマが物足りない」という批評があったそうなのですが、私が観たかぎり、充分にあったと思えます。
主役が怪獣なのですから、人間ドラマが邪魔しすぎてもいけない。その辺のさじ加減が本作は丁度いいのです。
怪獣シーンと人間ドラマのバランス(さじ加減)でも今後の見本となりそうです。

また設定も、面白い要素がいくつか出てきました。
ここはネタバレになるので具体的には伏せますが、怪獣映画を盛り上げるためのアイテムが出てきて、その絡み方もなかなか良いのです。
設定面は、アイデア次第でいろいろ物語の種になりそうで、今後の私の拙作にも参考にさせていただこうと思いました。

……で、ゴジラの登場シーン。
これは劇場サイズのスクリーンと音響だからこそ得られるド迫力がたまりません。
もうこれだけでも映画料金の元が取れたと思うくらいに凄まじいです。

怪獣バトルも申し分ないです。
とくに、ここは力説しておきたいのですが、人間たちと怪獣がシームレスに繋がった映像の素晴らしさは必見です! ハリウッド級の予算によって、やっと到達できた怪獣映画最大の魅力でしょう。
逃げ惑う人々と怪獣の存在感がひとつの世界に溶け込んでいるんですよ。つまり合成でよく見かける別々の世界として動いているんじゃなくて、ちゃんとひとつの世界に閉じ込められている――恐怖と絶望感として描かれているんですね。
日本では田口清隆監督のデビュー作「大怪獣映画G」が意欲的に取り組んでいました。
怪獣の動きに合わせて、自衛隊員がやられていく「怪獣がすぐ目の前にいる」という演出を、ハリウッドがお金をかけて実現、しかもタップリ見せてくれるという――マイケル・ドハティ監督、わかってるねぇ~と唸ってしまう出来なのです。


怪獣映画が本来持っている魅力――その扉を開いた本作は、日本のみならず世界的にヒットしていただきたいですし、シリーズが次回作で終わりと言わずに続いてもらいたいと願わずにはいられません。

そのためにも、皆さん――ぜひ劇場へ!
これは損しないクォリティーです!




というわけで、あとは細かい点を……。

ネットでも騒がれていますが、モスラが良いです。
そしてラドンの性格に苦笑します!(笑)
ギドラも三つ首竜として、いい芝居します!

またエンドロールにモスラの歌のテーマが流れてきたときは鳥肌ものでした。
オーケストラが演奏していて、聴き応え満点! エンドロール中は、ゴジラ映画コンサートのような味わい深さがあります。ぜひお聞き逃しのないように!
さらに、日本のレジェンドへの敬意も示されます。ここも感動します。

そしてエンドロール後にはミニエピソードがありますので、それも見逃さないでください。
それを観ると、「あれ? これ続編いけそうね……」と、期待してしまいます(笑)。



……と、このくらいが限界です。
これ以上書くとネタバレしそうなので、この辺で終わります。


――面白かったです!!