遅ればせながら、今秋公開の「ゴジラ-1.0」の話題です。
9/4に予告編が公開されてから、この「ゴジラ-1.0」の虜になった日が続いております。
今回は前回の「シン・ゴジラ」とは全て真逆の要素を狙っているのも、ゴジラシリーズの懐の深さを見せているようで嬉しいですね。
シン・ゴジラが不動で不気味の神獣なら、ゴジラ-1.0は復讐心に燃えたかのような凶暴性と筋肉質な躍動感を見せるマッチョタイプ。
どちらも魅力的なキャラクターに仕上がるところが、ゴジラの凄さ。千両役者としての包容力。
この華麗なる変身ぶりに、圧倒されます。
そして予告編のYouTubeでの再生数も、凄いことになっています。
何でも海外版の予告編が、およそ1日で230万回再生以上、アメリカのYouTube急上昇ランキング1位という驚異的な記録を残しました。
凄いです!
ちなみに2023年9/7の午前8時の段階で、なんと508万再生に延びています。
今回はアメリカ公開も決まってるとのことですから、これは観客動員数も記録的なものになりそうで楽しみですね。
そして日本版の予告編は、218万再生になっていました。
まだまだ両方とも延びそうです。
GODZILLA MINUS ONE Official Trailer
https://youtu.be/r7DqccP1Q_4?si=h9ObydaDhHXFLNOd
とにかく、これだけ注目されていると、皆さんの考察もすごいものです。
例えば、チラリとしか出ていない戦艦の名前を当てたり、史実と合わせて、どのような作戦展開で関わるのかといった軍事面の考察は群を抜いて凄いです。
ネットのSNSなどに出ている考察のそれらを読んでいるだけで、本物の史実と錯覚しそうな程です(^0^;)。
そんなわけで、私も自分なりの考察を少しだけしてみました。
まず、今回の「ゴジラ-1.0」は、昭和29年に公開された第1作の初代ゴジラよりも以前の、まさに戦後まもない時代を舞台にしているというのですが。
なぜ、そんな時代を選んだかと言いますと、それは「自衛隊も誕生しておらず、戦後の武装解除で兵器も満足にない、またミサイルも弾も在庫が少ない状態ではゴジラに立ち向かえない状況だから」ということでした。
つまり、武器のない日本をゴジラが襲う絶望感を描きたかったそうです。
(以下の完成報告会見の動画より)
『ゴジラ-1.0』完成報告会見(アフタートーク付)
https://youtu.be/c1K4Z6GOYRM?si=oqZ6zUi2gtS8HKIJ
丸腰の日本……。
司会の笠井さんの言葉が印象的でした。
……では、どうやってゴジラを倒すのか?
いろんな考察の中で多いのは米軍が力を貸すというものですが。
果たして、どういう力の貸し方をするのかということです。
かわりに米軍が戦うのでしょうか?⇒最初はそのつもりだったけど、米兵にゴジラの放射能によって被爆する米兵が続出したら、もう実戦はごめんだという事になりかねないですね。なんせ米軍に被害者が増えますから。
武器や弾を日本に渡して、これで戦えと言うのでしょうか?⇒これが可能性が高いですが、敗戦した日本とはいえ、ついこの間まで戦争で戦っていた国に武器弾薬を渡せるでしょうか?
芹沢博士に代わる科学者が登場して新兵器を発明する。⇒これは、やる可能性が低いですね。初代ゴジラの設定と被りますし、ゴジラの歴史がややこしくなって混乱します。科学者は登場しても、ゴジラを倒す新兵器は出ないでしょう。なぜなら敗戦直後の日本には、新兵器を開発するだけの人材も資材も燃料もない状態ですから。戦後まで残った戦艦などの兵器の改造すら難しいと思われます。
アメリカが核を貸すから、スイッチは日本が押せと言う。⇒私は今のところ、これが可能性ありそうかなと思っています。日本の海のどこかで米軍が核爆弾を仕掛けた海域に、旧日本軍がゴジラをおびき出し、米兵が去ったあとの起爆装置を乗せた船に日本軍が乗り込み、スイッチを押すというもの。作戦に関わる日本兵は被爆を覚悟しての参加になります。
これがありそうかなと思うのですが、ただ米国が悪者になってしまいそうなので、まだ自分でも半信半疑です。
ただ、原爆の被害者である日本が、また原爆の被害者でもあるゴジラを、原爆によって葬るというのは悲劇性の高まるラストですから、映画的にはありそうです。
でも、重すぎる結末なので、これが良いとは推せません。
おそらく、すぐに思いつかないような別のラストが用意されているでしょう。
なんせ脚本づくりに3年をかけたという話だそうなので、いろんな案を検討の篩にかけているに違いありません。
そしてネタバレをしないようにしていることから、驚くべきラストが用意されていると期待したいです。