0クイック クイックより早く打つアタックという意味で、流行しましたね、セッターやアタッカーが2回目のボールコンタクトの時にトスを上げず、いきなりスパイクを打つという攻撃です。
で、この研究会ではこのゼロクイックを打てるようなパスをゼロクイックパスと呼び、このパスについて、考察したいと思います。
ゼロクイックパスを出す場合のパスの種類はいく通りかありますが、その方法は図を見てください。 相手チームに対してセッターのツーアタックや速攻を連想させるようなパスを紹介しています。
白シャツはレシーバー 緑のシャツはセッター ●で示されているのはバレーボール 赤、青、緑の放物線は、違う高さのパスを行ったときのボールの軌道を示します。
今、レシーバーがO点(ボールが黒く表示されています。)からパスを出します。 そのパスは、実際高さはどのようでもよいのですが、条件が一つあります。 それは、とにかく、P点(ここもボールは黒く表示されています。)を通過するように出すということです。
P点はどのような場所かというと、セッターがジャンプトスでクイックやセミクイックのトスを上げることができ、かつ、ツーアタックもできるボールの場所です。 セッターの身長やジャンプ力、空中バランスの良し悪しでP点の範囲は変わってきますが、この場所を把握し、この場所にパスを持ってく練習をしたら、攻撃の幅が一気に広がるのです。
赤で示すhのパスは、高い山形のパスですね。このパスだと、セッターはジャンプしないでトスアップすることもできます。ツーアタックするか、ジャンプトスするか、着地したままでトスアップするか、セッターが自由に選ぶことができますね。
青いmで示した中間くらいのパスだと、ネットの白帯くらいを狙ってパスするくらいですかね。これだと、セッターは、ツーアタックをしない場合でも、ほんの少しジャンプしてトスアップします。ブロックは警戒してジャンプしてくる可能性が大ですね。
緑で示した l (エル)のパスだと、これはセッターは、しっかりとジャンプしないと届きません。このボールに対しては相手ブロッカーがセッターに対して必ずブロックに来ます。ただ注意しないといけないのは、反応のいいブロッカーだと、ダイレクトスパイクしてきますからね。逆に言うと、セッターはなんとしてもこのボールに触って、コースを変える必要が生じてきます。
6人制では、ここで打つと見せかけてトスアップし、わざと相手のブロックに当て、オーバーネットの反則を取るというウラ技もあるようですが、話に聞いただけで、私はやったことはありません。
以上です。
パスの技術については、色々な教本やネットでも紹介されていますから、ここでは省略させていただきます。
次回は、ゼロクイックパスからの展開について一緒に考えてみましょう。
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