ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

死んだイワシ釣法で、本当に釣れるのか?

2023-06-02 11:53:50 | フグ
2023.5.28(日)

大洗 光来丸



フグ釣りだってのに、
キンメ竿をひっぱり出したりなんかして、
ふざける気満々でいましたが、


大洗船も鹿島船も、
まったく釣れておらず、
更新された釣果欄を探すのが困難なレベルです。

こりゃ、明日、釣れないな…
坊主もあるな…



かくなる上は、
1匹釣るのを目標とします。


であるならば、
さすがにキンメ竿は危険でしょ。


せめて、見た目だけでも真面目にやらないと、
船長にバカだと思われます。

いや逆だな…


バカだと思われる分には構いませんが、
私にバカにされていると船長が勘違いしたら、
出禁になってしまう…かも知れません(笑)


よし。
フグ竿、持って行こ〜




4:00到着。


ところで、

師匠のMさんは、私をイジるのが好きです…

が、

中乗りのIさんをイジるのは、
もっと好きみたいです。
そのIさんが同じ右舷に入るので、

Iさんに、
写真を撮ってMさんに送りたいとリクエストすると、

『ちょっと待ってね。』と、
わざわざ上着を脱いで、
光来丸シャツを見せつけてきました(笑)
サービスいいな〜


『後ろ向いちゃうんですか?』
とイジる私に、
笑顔と茨城なまりが返ってきました。

『シャツと髪型でオレって分かっから。』
ふふふ…楽しいお方です。




4:30出船。

南へ40分。
大竹沖にて、
スタートフィッシング〜

水深は26m位。
少しずつ南下し、順番にポイントを探っていきます。


今日は、
『死んだイワシ釣法』をします。

空アワセせず、
フグが勝手にカットウ針に絡め取られるまで、ゆっくり竿を上下させるだけの向こうアワセ釣法です。

イメージとして、
死んだイワシがゆっくり沈み、
着底したら、
潮でふわりと浮き上がるかんじです。
イワシは使いません。
普通にアオヤギを使います。
タイトルが紛らわしくて、ごめんなさい。



私の、
昨年のフグ最終日7/18は、
死んだイワシ釣法で、無双状態、ひとり勝ちでした。


とはいえ、
実は当の本人ですら、
どうして向こうアワセで釣れたかなんて、
わけが分からないまんまでした…

ので、


『死んだイワシ釣法で、本当に釣れるのか?』が、
今回のタイトルです。


ま、
だ〜れも、
ぜ〜んぜん、
釣れないので、

検証の仕様がありませんね(涙)


だいぶ時間が経った頃、
ようやくアナウンスで、

『水流します。ホースの先をひねると水が出ます。』
ついに釣れたのか〜と思いきや、

続けざまのアナウンスで、
『釣れたのはカレイです。外道です。』とな…


その次は、
私のとなりのとなりで、
竿がぶち曲がりました。
デカそうです。
うらやましいぞ。
こっちにも来いよって、ワクワクしていたら…
ダイナンウミヘビでした。
デカっっ。長っっ。
 

その次は左舷ミヨシ。
私の後ろで、
ついにフグが釣れたと、
一瞬、喜びの声が上りましたが、
サバフグでした。

船長もトホホです…
いよいよやばくね?




8:00を少しまわった頃、


低速で次のポイントに向かって、
少しずつ、
南下していたところ、
そのままエンジン全開となりました。
これは〜
ひょっとしてもしかして〜
鹿島船に呼ばれた?


すでに3時間、
船中、未だに0、


私は外道すら掛けられず、
意気消沈していましたから、
期待に胸が膨らみます。

GOGOGOGO〜
南へGO〜



鹿島の真沖のちょい北、
まぁ…ほぼ、鹿島の真沖でエンジンスロー。

大船団でも形成されているのかと思いきや、見渡してみても2隻のみ。
桜井丸と長岡丸。

ふ〜ん。
さて、どないなもんでしょう。



水深36m。深い。

よっしゃ〜
やるぞやるぞ〜

右舷トモで、
カットウでは無く、
エサ針をそのままバックリくわえたジャンボフグが上がりました。
デカ〜

けしてノリノリの活性では無く、
ひと流し、
片舷でようやく1~2匹、
釣れたり釣れなかったりの、
渋い展開です。


ここは真面目に、
心を込めて、死んだイワシを演出し、
ふわ〜りふわり…

そしたら、ついに、
ちゃんと掛かりました。
嗚呼…本当にこの釣り方でいいんだ…

うひゃひゃ、重い。
ゴンゴン引くな。
イシガレイだったら嫌だな。
でも…たぶん…この引きは…フグだと思う…

時折、
巻く手を緩めるくらいの抵抗をみせて上がったのは、
やっぱり、

でーん。
本命、良いサイズ。

食わせ仕掛けが、
となりのとなりの方のPEと、
グシャグシャにオマツリして上がってきましたので、


食わせ仕掛けはもういいや…
ズタズタに切って捨てて、
今日はもう使いません。
カットウ仕掛けのみにします。


程なくして、
2匹目が掛かりました。
よいしょ〜
追いアワセをグンッと入れます。

やっぱり、
死んだイワシ釣法で掛かるじゃん。
この2匹目で確信に変わりました。

水深深いので、
長〜く楽しんで、
上がってきましたよ〜

お〜
これも良いサイズ。


私と同じ右舷の方々も、
左舷ミヨシの2人も、
つまり見渡すかぎり、
まんべんなく釣れているようです。


本音を言えば、
頭抜けて、
無双状態を味わいたいところですが、
そう上手くはいきません。


まんべんなく釣れて、
船長はニンマリでしょう(笑)

桜井丸。

下船後、船長に聞いたところ、
呼んでくれたのは、
長岡丸とのこと。
長岡丸、ありがとう〜


と同時に、
ていうかむしろ、
船長のネットワーク力のおかげです。
船長、ありがとう〜
そして、おめでとう〜


鹿島船だって、
昨日まではさっぱり釣れていなかったわけだし、
難しいですね。

場所により、
底荒れが取れてきたのが、好転した理由でしょうか?
この日に乗れて、運が良かったです。

前半さっぱりだったポイントも、
きっと、
すぐに底荒れが取れて、
バリバリ釣れ始まることでしょう。



Iさんが大物を掛けたようなので、
カメラを起動させ、
待つことしばし…
ある意味、期待を裏切らない男です(笑)
かまぼこ作るのかしら?

周りではちらほら、
ゴマフグ、
ゴマフグとのハイブリッドフグも釣れているようです。
持ち帰り厳禁です。


光来丸では、
ゴマフグ、ハイブリッドフグはもちろんのこと、
色の違うフグは、
トラフグまでも、外道として釣果にカウントしていないようです。


この、
フグカラーがのちのち、
竿頭レースの行方に影を落とすことになろうとは…


ハイブリッドフグの見分けが付かない方も多いようで、

人によっては自分でも何匹釣っているのか分からない、
ハズレ付きレースです(笑)

主に、ここで見分けます。
真ん中の尻ビレが黄色いのが、
ゴマフグとショウサイフグとのハイブリッドフグ。


ソフトな感触で何かが掛かり、
軽いので、
ゴミかと思ったら…

あまりの小ささに笑うしかありません。
秋にまた会おうぜ〜
大洗まで北上して来いよ〜
と、リリース。


Iさんの、おさばきタイムが始まりました。
右舷ミヨシの私のフグからさばいてもらいます。
3匹追加してたので、現在5匹です。


竿頭は無理っぽいな。
ポポポンと追釣すれば、
イケるかんじもしますが、

ビミョー。

なんかイマイチ。
去年みたいな無双状態にはなりません。

ポツリ。
ポツリ。
ポツリ…で、

8匹目。

この8匹目は、
仕掛けが船の下に入り込み、
糸を出しすぎると左舷とオマツリするかもなので、
糸を出さず、
宙ぶらりんにしていたら、
勝手に向こうアワセで掛かりました。
そんなんでも釣れるのかいっ(笑)


最後の最後になって、
本日、イマイチな原因は何か、
自己分析。


死んだイワシをイメージし過ぎたから?

『ふわり』すべきところ、
『じんわり』してたかな?



丁寧過ぎたかな?
時折、
勢いよく舞い上げてみたり、
色々試して見るべきだったかな?


そんなことを考え、
強めに海底から舞い上げたら、掛かりました。

おっ、しめしめ。


でも、
時すでに遅し。

追釣ならず、
9匹にて終了〜

修整したとたんに掛け、
時間切れとは…
悶絶。



竿頭9匹(3名)
船中3~9匹。

となりも9匹で竿頭でしたが、
ゴマフグもハイブリッドフグも釣っていらしたので、
気分的には負けました…


楽しめましたし、
良い日でした。

丁寧にさばいてもらえます。
血とか付いていません。
Iさんのうんちく、
『肝臓、耳かき1杯で、千人殺せるらしいですよ。

怖っっっ。


実は
サメの写真を撮っていて、
こっそりMさんに送ったことを事後報告し、

自分を棚に上げ、

『MさんはIさんのこと、イジるの好きですから〜』

と、姑息にも主犯をMさんにすり替えることに成功(笑)。


Iさん、大笑いしましたが、


続けて曰く、
『オレ、いじられキャラじゃないんだけどな〜』
って…

えっ?



夕方。
釣果欄を見たMさんから、
祝福のLINEが届きまして、


『雪が降るから、子供には明日は長靴で幼稚園ねって、うちの嫁が言ってます。』


オレも、いじられキャラじゃん…


Iさんと、いじられコンビ結成だな(笑)