ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

オレのスッテを抱いてくれ

2023-06-19 05:47:48 | スミイカ
2022.1.15(土)
 
柴漁港 三喜丸

 

三喜丸の秀ちゃん船長は、テンヤの上にスッテを付けることを勧めます。

テンヤだけより、釣れる確率があがるから。


ふざけて、アオリイカ用のエギからスッテを作ってみました。
まずは、 

エギの鉛を

ちょん切って、市販のスミイカ用スッテと並べて沈める実験をくり返しました。
同じ姿勢、同じスピードで沈むよう、

糸オモリを巻いて、接着剤で固定し、

スッテより大きいので、少し小さく見せたくて、半分だけ白く塗り、

蛍光塗料を塗りました。

コーティングして完成です。
これで釣れたら嬉しいけど、


きっと船長に言われるだろうな。

「釣れないから、外しな」と。




というわけで、当日、船長に先手を打ちました。

「こんなの作ったので、叱らないでね。ヤラせてね。」



「変な事しても絶対釣れないよ〜」

ハハハハハ。やはり、想像どおりのことを言われてしまいました。

が、

これで、釣りの途中でバレて、外せとか言われることは無くなりました。たぶん。

海水で実験しました。
ゆら〜りゆら〜り沈むぞ。
発色も良いし、いいんじゃないの〜



右舷8人の⑥番目に席を取りました。

⑦番目は、はやぶさ丸で鍛えられたというベテラン氏。はやぶさ丸船長のスパルタぶりが、凄かったとのこと。

なんだか、スミイカは熱血船長が多いな。ベテラン⑦はスッテは付けない主義とのこと。

船長からは、『スッテも付けなよ。』『殺気が強すぎるからイカが釣れない。』などと、イジられてばかりだそうです。

活シャコ支給。

いい凪の中、40分かけて竹岡沖へ。
30mラインでモンゴウ狙い。

左舷ではポツリポツリ、釣れているようです。が、右舷はヤバい。誰も釣れない時間が経過していきます。
 

ようやく初挑戦④の方が、1杯目。
お連れの初挑戦⑤の方が、2杯目。
どちらも小型のモンゴウ。ウルトラスッテを抱いてます。
スッテかよ。


続いて、①の方が3杯目。


右舷はそれきり、ぱたり。
8人で、3時間かけて3杯。


「潮が流れなくて釣れない。」
船長、嘆きのアナウンス。
 
「潮が流れ出しても釣れない。」
船長、嘆きのアナウンス、その2。

 

10:30

船長、決断のアナウンス。

「潮は流れているけど、モンゴウはダメだね。」

「25分走るからね。」

はるばるきたぜ剱崎へ。
40~50m、たまに60mライン。

今のところ、右舷ボウズは、②⑤⑥⑦⑧。
並んだ⑤⑥⑦⑧は、楽しく励まし合います(私は⑥)。

しかし⑧はレベルが違いました。

↑⑧はダウンショット仕掛けでしたが、午後、スッテ&テンヤのノーマル仕掛けに切り替えたら、覚醒しました。

アブアンバサダーでエグい遠投をします。ブンブン丸です。ブンブン丸と命名します。

誰も釣れない流しで、ブンブン丸⑧だけ1人、3連荘を演じました。

「この流しで3つ釣っている人いるよ〜」と、船長からもアナウンス。


次にボウズ逃れしたのは、常連⑤
物腰の柔らかい方でした。

シャクリは少々強めで、エイヤッエイヤッと、引っ掛けるイメージ。

タモ入れアシストしました。朝から励ましあってきた仲です。嬉しい。

「おめでとうございます!」

「ありがとうございます。次はそちらに来ますよ。」と、励ましていただきました。



12:45

ようやく私も乗せました。なかなかの手応えです。

「乗ったよ〜」
歓喜のアピールをします。


「おっ!」
「最後まで、集中、集中!」
とか、周りから温かい声援を浴び、


ブンブン丸⑧にタモ入れしてもらいました。


テンヤに乗っていました。
どうせならせっかくのスッテに乗ってくれると嬉しいのですが。。

「デカい。600gありますよ。」
タモ入れしてくれたブンブン丸⑧に言われました。


いや〜、スミイカは1杯で、疲れが吹っ飛ぶよ。まじで。


続いて、テンヤオンリー⑦も釣り上げました。
ボウズ4人組の面々がほっとした瞬間でした。


なんだか、今日は楽しいな。
 



14:00

寒さのせいもあり、手に力が入らなくなってきて、なんとなく、

左右の手を入れ替え、中途半端にシャクった、そのシャクリ、まさにそのシャクリで乗りました。な、なんなんだ?


左右の手を入れ替える前の最後のシャクリを見てイカは乗っていたはず。

ビミョーな何かがお気に召したのでしょうか。うん。わからん。



びっくりしつつ、あたふたしつつ、

「乗ったかも〜いや、乗りました~」
と、アピール。


これも良い型のスミイカです。
またテンヤに乗っています。
エギを抱く気は無いのか。抱いてくれよ。
デカいよ。

バケツで窮屈なサイズです。水平にくつろげないご様子。
窮屈なので、頭を上にしてプカプカ。
11月のスミイカ。
水平にくつろいでいます。
2ヶ月で成長したんですね。


結局、2杯で終了でした。


常連の方々に良くしてもらい、雰囲気良く、1日を過ごす事ができました。

船中0~11。0は2名。


帰港までのクルージング中、竿頭のブンブン丸氏にインタビューしました。

氏曰く、

「スミイカは、4~5シーズン目。私はシロギスが専門。」
 
クーラーに【白鱚の会】、【荒川屋】のステッカーが貼ってあるぞ。
 

「イカは捌くの楽だから。シロギス、100も200も捌くのに比べたら。今まで、シロギス何万匹も捌きましたよ。」

「今日のイカはスッテに見向きもしませんでした。普段はスッテだけでやるんです。テンヤは久しぶりです。」

「左舷の前でダウンショットのスペシャリストが今日、0でした。」


「私はスッテにも乗せましたが、たぶん、あれはテンヤに引き寄せられて、たまたま最後にすぐ上のスッテを抱いただけです。」


「若いイカはスッテを見て、ワーワー、キャーキャー喜んで寄って来ますが、この頃になると、だんだん反応しないことが多くなります。」


「やる気の無いイカは触腕で触ってくる。直ぐには乗らない。ゆっくり下ろしていくと触りが分かる。乗るまで、イカと駆け引きを楽しめる。


「やる気のあるイカはいきなり乗る。駆け引きはない。」


貴重なお話し、ありがとうございました。

ていうか、触りが分かるのか。
午後だけで11杯だもんな。凄いっす。