途中、アッピア街道のローマの松(=笠松)が車窓から見え
「すべての道はローマに通ず」というあの有名な言葉を思い出しました。
高速から下りる合流地点では可成りの混雑で
これまた日本の比ではない強引な運転に驚きました。
お昼を少し廻った頃に指定されたレストランで昼食を済ませ
バスで10分程走ったでしょうか、宮殿内の地下立体駐車場で降りて見学しました。
この王宮はブルボン家のカルロス7世によって、18世紀に建てられたものです。
建築家ルイジ・ヴァンヴィテッリがフランスのベルサイユ宮殿を真似て設計され
ナポリ王国の力を示す1200室の壮大な宮殿なのでした。
裏門を入り少し進むとライオンの上にまたがったカルロ7世の像が見られます。
その像がある階段の両側にもライオンの像が置かれ、当時の権力を表しています。
天海祐希と織田裕二主演の「アマルフィー 女神の報酬」でサラ・ブライトマンが
主題曲を歌った場所がこのカゼルタ王宮です。
王宮エリアと庭園エリアの二つを見ようとするならば一日は掛かります。
今回は庭園のみ、それでも広くて最北端の大滝までは巡回バスに乗って行きました。
片道3キロある大滝のある彫刻前から見る王宮全景は圧巻です。
庭園の花は冬のバラが咲いていましたが春なら美しい花々がこの庭園を飾るだろうと思いました。
次回はアマルフィーへ案内します。