12/6 午前9時 ローマから30キロほどの場所、ティボリに向かいました。
エステ家の別荘ヴィラ・デステを見学するためです。
ヴィラ・デステは、1549年に枢機卿イッポリト・デステによって建てられた
ルネッサンス時代の美しい別荘です。
もとは修道院であった建物を豪華な別荘に改築し、美しい庭園も造られたそうです。
天井画、壁の装飾、床のモザイクなどにも贅をこらして建てられています。
中庭に出ると眼下に大きな石切場が点在し、林や牧場などの田園風景が広がります。
この場所を有名にしているのは、なんといっても,庭園の噴水の数々で
卵型の噴水、音楽の噴水、百の噴水、ロメッタの噴水、チベッタの噴水、ドラゴンの噴水
大噴水などの沢山の噴水があります。
すべての噴水が動力を用いず、自然の力だけで吹き上げられているというから、驚きです。
こうした多彩な水の演出は当時の一番のおもてなしだったことでしょう。
次回はローマ市内の観光を案内します。