次はカピトリーノの丘に登りました。
その丘にはローマ市庁舎があり、その両側には美術館があります。
市庁舎内の「サラ・ローサ」では挙式が出来、各国のカップルがここで結婚式をあげるそうです。
広場の中心にはミケランジェロによって構想されたマルクス・アウレリウスの騎馬像があります。
市庁舎の裏側に回ってフォロ・ロマーノの見学です。
そこは古代ローマ時代の中心地で、広大な敷地に共和政から帝政期までの主要な建物跡が
集まっています。
ローマ誕生起源といわれる右奥のパラティーノの丘をはじめ、手前に見える3本の柱が
カストルとポルクスの神殿跡そして正面に6本側面に各2本のコリント式大理石柱を
備えた前柱廊式の神殿がアントニヌスとファウスティーナの神殿です。
そして一際大きく見える門は195年に着工し203年に完成したという幅23.27m
奥行き11.2m、高さ23mのセヴェルス凱旋門でパルティア戦争の際、勝利を
記念して造られたそうです。
それにしても百聞いえTV観より実際に自分の目で見るとは大違いで
こんなに素晴らしい都市を造った古代ローマ人たちの素晴らしさに感嘆!!
次はナボーナ広場です。
日曜日、それもクリスマスシーズン中の休日とあって市民は勿論私達のような観光客も混じって
広場は大層賑わっていました。
クリスマス商品を始め数多くの露天が広場にずらりと並び庶民的な雰囲気が味わえました。
そしてその日の夜、市内レストランのカンツォーネディナーに参加しイタリア民謡を堪能しました。
こうしたふれあいは楽しい思い出になります。
12/6 ティボリを見学後、昼食を済ませていよいよローマ市内へ。
再びバスに乗って地元ガイドのシモーネさん(若い男性・東京に3年在住)と市内観光です。
ローマ市の中心共和国広場を車窓観光、日曜の午後とあって車の数が多くなっていました。
バスを降りて最初の見学場所はあの真実の口で有名なサンタ・マリア・イン・コスメディン教会です。
案の定、大勢の人々が真実の口に触れて見たいと行列していました。
この真実の口はかつて海神トリトンか川の神を彫り込んだ井戸又は下水道の蓋だったものを
教会建築時に石材として使ったのではと言われています。
左上のボッカ・デラ広場には、ローマで最も古い20本のコリント式円柱に囲まれたヴィスタ神殿が残っていて
当時の立派な大理石神殿が想像されます。
右下はコスメディン教会の内部で奥には金色のキリストイコンが飾られ一寸厳かな気分になります。
次はパンテオンです。
サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会前を通って広場に出ると目の前にオベリスクを背負った
象が見られます。(バロック彫刻で有名なベルニーニの発案なのだそうです)
パンテオンは現存するローマ建築の中で最も完全なものといわれていて
世界最大の石造り建築なのだそうです。
現在の建物は2世紀にハドリアヌス帝に よって再建されたもので、多神教の神殿です。
ルネサンス期以降は偉人を葬る墓所となり、 ラファエロの墓もありました。
神殿前のロトンダ広場では当時の甲冑を着てパフォーマンスをするイタリア人たちがいて
観光客を楽しませていました。