3号館(蔵)の展示品を見た後、隣の2号館に入りました。
そこは官軍の鉄砲やらいくつもの刀、陣笠や烏帽子などがあり、当時の花嫁衣装、行器(ほかい)
火消しの半天などが展示され、大勢の人々がこの代官屋敷に出入りしていたことが想像出来ます。
2号館を出て右に進むと「陽月亭」という建物があり、その門をくぐったところに
昔商売をしていたと思われる店(たな)や麻の工場が当時の面影を残して現存しているのでした。
岡田嘉右衛門さんは土地や建物を貸すことによって商売をもしていたのでしょう・・。
お店(たな)の中入ると、江戸時代の箪笥や日用品として使用していただろう壺や甕などが
陳列してあり、脇のガラスケースには蔵の鍵なども並べられていました。
また、座敷の上がり框の食器棚の中には酒杯や一合徳利、二合徳利も所狭しと並べられていました。
そして、そこを出て右に進むと「理髪店」という看板があったので、中に入ってみると・・・
とてもレトロな床屋さんでした。
この床屋さん、栃木市で一番古い床屋だそうで、店内脇に朱赤の自動販売機も置いてあり
平成元年まで営業していたと書いてありました。 「長い間、営業していたんですね」