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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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牧師・礼拝メッセージ(要約)

2012年12月10日 04時42分08秒 | インポート
【先週の礼拝説教回想】12月 2日
・説教者 山田 隆牧師
・引照聖句 マタイの福音書
・説教題 近づく約束の成就
▼良い企てと達成には必ず困難や危機が伴います。イエス・キリストの降誕において真です。
(1)神の側から。人は罪を犯したため、神に背を向け、神が贖いの働きをしなければならなくなりました。神は御子を世に与え、神の国へ導き返さなければならなくされました。
(2)信仰の父アブラハムが出てその子孫から救い主・御子は生まれるべきでした。揺るがない神の契約でした。契約はどんな時にも神は変えませんでした。
(3)人の側から。三つの14代からなっているこの系図は、立派な人々が軸となっていますが、大半は不信と堕落に陥っております。
・最初の14代:アブラハム、イサク、ヤコブ、・・・ダビデまで。その間にイスラエルの民はエジプトに行き、400年奴隷となり、モーセによって引き出されています。
・ダビデからバビロン移住(前586年)の系図は14代。ダビデ、ソロモン、アサ、ヒゼキヤ、ヨシヤなどの善王たちがいた。大半はぶち壊しの王が多かった。
・バビロン移住の後の血筋はだんだん名も知れない一般人のようになり、ヨセフとマリヤに行き着きます。
・下降線をたどって、系図は、ダビデの血を受け継ぐ、両者ヨセフとマリヤによってメシヤが誕生したのです。
▼注目すべき事。系図の中の4人の女性。タマル、ラハブ、ルツ、ウリヤの妻バテ・シェバは、いわくつき、今日ふうに言いますとバツイチの人たちです。
マリヤは血筋はダビデの末。純潔、信仰は申し分のない女性でした。処女でありながら、懐妊したので、懐妊が聖霊によるものである事を知らなかったヨセフは、神からのお告げがあるまで、婚約者のマリヤをさらし者にしたくなかったので、婚約を解消しようと務めます。神によるものと神に告げられ、二人は結婚します。
▼メシヤの血統は、一般の血統と変わらず、人間の不義や罪の流れを覆うことが出来ません。神の約束により、信仰的な善良な生涯を送った者の血が筋金のように支えてきたと言えましょう。ヨハネの福音書1:13「この人々には、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」とある通りです。神の接近、それを迎えるこの世の自覚は、その時も今も、一部の人たちを除いては無いに等しいものです。
▼人の罪と汚れは消すことができない歴史的な事実です。しかし、神は誠実のゆえに、神の御子の贖いによってきよくされるように定められたのです。背景、生い立ち、罪の種類に関係ありません。神はそののろいと罰、刑と滅びから救うためにわざわざ御子を人とされたのです。
▼ここにいる皆様にも、この約束の成就を見ようと、福音となって迫って来ているわけです。
この福音を自分に受け止めてください。