牧師・礼拝メッセージ(要約)

【先週の礼拝説教回想】 ８月２５日
・説教者 山田 隆牧師
・引照聖句 マタイの福音書５章９～１２節
・説教題 心のきよい者の幸い
▼心をきよくすることは霊的健康の基本です。これが汚されますと万事が狂います。
「清濁あい合わせて飲む」と言いますが、この場合、心は汚れにつきます。汚れていては人を真に救うことはできません。
　主イエスは罪を除いて、すべてのこと、私たちと等しく試みられたので、人を救い得る方となられました。
　ジョン・ウエスレ－は、この節の注解で、
「心のきよい者」とは「聖化された人。神を全心をもって愛する人たち。」と。「神を見る」とは「この世のすべての物事と、後の世の神の栄光の中で（神を見る）。と注解しています。
１、殊に偉大で美しく、見事な世界を見て神を見ましょう。
それは、現代においては全宇宙を含めた、全体から見て、神の存在と創造はいかに偉大であるかを、科学的にも知ることができるのです。
　詩８：３でダビデは「あなたの指のわざである天を見、あなたが整えられた月や星を見
ますのに、人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。人の子とは何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは。」と詩を残しました。彼は、偉大な星々と空間は真の創造者によってなされていると特定できています。見ることと、正当な認識と表現のしかたで神をほめたたえています。
多くの人々がこの神を避けながら、やがて、神の存在に突き当たらざるを得なくなるであろう遥か以前に、ダビデは星々からその創造者である神を見ていたのです。キリスト者は科学者が紹介してくれる、極大と、また、極小の世界を含めて、聖書に啓示されているお方を見るのです。
２、人の不幸と思われるなかに神を見ることは神から人に授かった恵みです。
　中世のブラザ－ロ－レンスは次のように述べています「この世にあって私の慰めは信仰によって神を見奉ることであります。そうです。もはや信ずるものではなく見るのだという状態で神を見奉ることであります」（敬虔の生涯）。
　マザ－テレサは、貧しい病める人々に神を見ると言って仕えていました。神がそのまま助けを求める姿を子を見ているわけです。
３、悪の中に、神は嘆き憂い、失われようとしている者に対するさばきを見ることです。
　御子は罪ある人の身代わりとなって十字架で代死を遂げたのに、それを受け入れない者への峻厳なさばきの神をです。神の怒りと惜しむ残念がられるお姿を見ることができるでしょうか。その中には、あなたの大切な、愛する人々がいないでしょうか。
▼心にキリストを受け入れて神を見る生涯に移行しましょう。