バニアン 天路歴程 正篇 池谷敏雄訳 pp61新教出版社
「伝道者はそれから続けて言った。私の話すことにもっと熱心に注意を払いなさい。今から、君をだました者はだれであるか。また、だれのところへ君をさし向けたか、教えてあげよう。君に会った男は世才者という者で、そう呼ばれるのも無理はない。一つには、この世の教理だけに賛成しているからだ(だから彼はいつも道徳町の教会に行くのだ)、またその教理が十字架なしですませるところからそれを最も愛するからだ。かような世俗的性質をもっているために、私の道が正しいのにそれを曲げようとする。」
「伝道者はそれから続けて言った。私の話すことにもっと熱心に注意を払いなさい。今から、君をだました者はだれであるか。また、だれのところへ君をさし向けたか、教えてあげよう。君に会った男は世才者という者で、そう呼ばれるのも無理はない。一つには、この世の教理だけに賛成しているからだ(だから彼はいつも道徳町の教会に行くのだ)、またその教理が十字架なしですませるところからそれを最も愛するからだ。かような世俗的性質をもっているために、私の道が正しいのにそれを曲げようとする。」