<山行記録>
7/13(水) 長尾(夜行バス:池袋→)、生田目(いわき→新潟→) 富山駅にて合流
7/14(木) 富山駅7:00→折立9:30→太郎小屋テン場13:30(テント等不要物デポ)→薬師小屋15:30(泊)
7/15(金) 薬師小屋発黒部本流6:30→赤木沢入口8:30→稜線12:00→太郎小屋テン場15:30(泊)
7/16(土) 太郎小屋テン場9:30→折立12:30着
<メンバー>
CL生田目、長尾
7月13日夜に富山に向けて高速を飛ばし、途中仮眠しながら7:00に富山駅北口にて東京から高速バスで着いた長尾さんと合流した。
途中コンビニで食料他を買い出し折立に向かうが右折する所を通りすぎてあわてて戻る。
9時前に折立に着くが日差しが強い、天気は快晴、駐車場もまだ余裕があった。
9時半に登り始める。樹林帯の急登が続くが2人とも調子が良く?
1時間15分程で樹林帯を抜けて三角点と呼ばれる場所に着く。展望が開けニッコウキスゲの咲く道となった。
途中、ライチョウが砂浴びしている場面を眺めながらのんびり登る。
太郎平小屋までは木道&丸石の道を歩き13:30頃到着、薬師岳や黒部源流の山々がすばらしい、雲ノ平も見えた。
小屋に計画書提出と不要な荷物をデポさせて戴き、軽くなった荷物で薬師沢小屋へ下降路を急ぐ、
チングルマ・イワカガミの群生が見事である。
急な道を1時間弱降りると薬師沢の二俣に着いた、非常に快適な所で泊まりたくなるが、
テント泊は禁止となっている(注意看板あり)、水も綺麗で高山植物がたくさん咲いていた。
ふたりとも“いい所だ”を連呼しながら小休憩とした。
枝沢を数本超えて樹林帯に入り、急坂を転げるように降りると15:30頃小屋に着いた。
入口の水場に缶ビールを冷やし受付を済ませて、小屋前のデッキにてキンキンに冷えたビールで乾杯をした。
最高にうまかった。
デッキから見える黒部川奥の廊下は「素晴らしい」の一言だった。
数日前の大雨でだいぶ橋が流されたりで大変だったらしいが今は優しい流れとなっていた。
小屋の人が、私達が赤木沢行くの今年初めてなので登り終えたら太郎平小屋へ状況報告してほしいと依頼があり、少しウキウキした気分になった。
夕飯を食べ貸し切り状態のカイコ部屋で21:30頃寝た。
朝食を6:00にとり快晴の天気に気を良くして6:30すぎに黒部本流に入渓する。
途中何度か徒渉しながら進む、水が冷たく始めのうちは足の感覚がおかしくなった。
何ヶ所か水線沿いに行けない場所があり大きく高巻いたり、道に迷い戻ったりで思ったより時間がかかった。やっと8:30すぎに赤木沢入口に到着した。
黒部本流で一番綺麗な所と言われているだけはある、ずっと居たくなる場所だ。
8:45行動食を食べて赤木沢に入る。
足元には、イワナの魚影がたくさん走り人の気配にびっくりしているようだ。
すぐにウマ沢との二俣となり、スラブ滝2段をかわきりに連滝帯となる、
ロープなしで登れる滝が多く楽しくなる。
この沢の素晴らしさは写真で見ていただきたい。
大滝は手前のルンゼをつめて樹林帯に入り15分程で滝上に出られた。
すぐに赤木平方面へ突き上げる二俣となるが、
長尾さんがナメをもっと歩きたいと言ったので本流をつめ、ナメ滝の連続帯を登った。
10:45小休憩し水を補給し本流から右のルンゼ(H2265地点)を登る。
すぐに水流がなくなりチングルマが咲き乱れる源流草原へ飛び出した。
槍・雲ノ平・赤牛・水晶・鷲羽・三俣蓮華・黒部五郎・笠・薬師のパノラマ、素晴らしい。
12:00すぎ、疲れた足を引きずりやっとの思いで縦走路にたどり着き快適な散歩となる。
いくつかのピークを踏んで遠くに太郎平小屋の赤い屋根見えたときはホットしたが、まだまだ遠い。
歩き疲れた頃、小屋に着きテン場代を払い赤木沢の状態を報告し薬師沢テント場へ向かう、
昨日と違って登山者が多くなってきた。約15分の歩きでテント場到着。
15:30テント設営完了、トイレ・水場の近くで良い幕場だ。水もつ冷たくgood。
向かいのテントのカップルと山の話で盛り上がる、橅の会(労山)の人でした。
虫がしつこいのがいやでしたが、満月を見ながら9時頃寝た。
翌朝、長尾さんは良く眠れなかったらしく薬師岳のピストンは止めるとのこと、
私は当初から予定に入ってなかったので、のんびりと下山の準備を始める。
9:30下山開始、途中剱岳を遠望しながら快晴の稜線を下る。
三連休の初日なので登山者が蟻の行列みたいに登ってる。
ヘルメットを持っていた為数人から赤木沢の情報を聞かれた。
12:30すぎに折立到着、亀谷温泉でゆっくりしてたら車のバッテリーがあがってた。
ライト消し忘れが原因、すぐに直して富山駅に向かった。
長尾さんはJRで帰京、19:30頃には帰宅したとの事。
私は途中の長岡ジャンクションあたりで事故渋滞にはまり、23:30頃自宅着。
長い歩きが心配でしたが大丈夫でした。
長尾さんも相変わらず元気でした。
良い山旅が出来て感謝しております。
生田目(記)