HODO-HODO BOYS
Tさん 那須岳のN 沼ッチ
先日、郡山駅前の赤提灯の店で、
リーダーからアイスクライミング用のアックスをゲットした。
とても高価なもであるが、
焼き鳥と人肌程度の熱燗で話はまとまった?
アックスをザックにしまうと向かいのラーメン屋へ、
ここでラーメン・餃子・ビールをいただく。
時間はもう明日になろうとしている、
今日も飲みすぎて食べ過ぎた。
今年になってから体重が3kg程度増え、いっこうに減らない。
例年に比べ、山より下界の街で飲む機会が多いように思う。
タクシーを止めようとしていると
リーダーが、「ドーナツ食っていこう」と言い出した。
これでは痩せるわけがない・・・・・
さて、件のリーダーからお預かりしたアックスを持って行く場所は、
足尾の松木沢、黒沢である。
那須岳のN氏の友人Tさんからお誘いを受け、
かねてから挑戦したかった
アイスクライミングにチャレンジできることとなった。
松木沢とばかり聞いていて現地に着くとそこは足尾、
そう昨年、今年とウインタークライマーズミーティングが行われた場所である。
ちなみに今年は先週行われたばかりである。
本家GIRI-GIRI BOYSとHODO-HODO BOYSのニアミスである。
おしい・・・残念。
岩場は迫力がありカッコ良い。
いつか私も参加してみたい。(登れないとおもうが)
駐車場から2時間弱歩いて、
目的の黒沢に到着した。
準備しながらF1を見上げる。
15M程度であろうか。
傾斜も緩く氷もまだしっかりしていたので、
わたくし、沼ッチがリードすることになった。
初のアイススクリューの支点、足元が安定していると回すのも楽しい。
F1は問題なく楽しく登ることができた。
しかしF2は見た目にも氷が薄く水も流れている。
唯一凹部分に氷が残っているいるように見える。
そこにTさんがリードで取り付く、
Tさんは先週もここを登っている。
しかし、先週とは完全にルートが違うようだ。
スクリューを氷にねじ込むが奥まで届かないというより、奥が無い、氷が薄いのだ。
なんとかだましだまし5M程度登ったが、
状況が悪くなるばかりで、ここでF2をあきらめる。
右壁から高巻きしてF3へ行くことにするが、
この巻きで予想以上に時間を要した。
F3に取り付く頃には、お昼を回っていた。
F3は中段より上が垂直になっており、
とてもリードで登る気がしない。
Tさんが素早くリードする。
とても軽快に直線的に登っていく。
スクリューも器用にねじ込んでいく。
垂直部分を越えるとテラス状になっているので、
Tさんの姿が見えなくなる。
OKのコールがあり、セカンドで那須岳のN氏、最後に沼ッチの順に登った。
那須岳のN氏のアックスはアイス用のものではない。
よくあのアックスでバーチカル部分を登っていくものだと感心した。
皆、簡単に登っているように見えたので、意外と楽勝か?
と思っていたが、とんでもない。
傾斜が多少緩いところはまだ良いが、垂直部分に なるとさすが厳しい。
余計な力がはいり、腕も足もパンプしてくる。
「テンション」と叫びたい気持ちをこらえてなんとかテラス状まで行く。
テラス状から上段3Mの滝が残っている。
今度はツルベで、沼ッチリードで取り付くが、
あっ・・・とういまに力尽きてフォール。
足元が良かったのと、Tさんにしっかり確保されたことで怪我もなく無事であったが、
リードはまだまだ修行が足りない。
少し休んで再度チャレンジ、少し楽なルートに変えてなんとか登る事ができた。
そこから、少し歩いてF4の姿を確認することができた。
しかし時間と体力切れで本日はここまで終了とした。
初めてのアイスクライミング、とても楽しかったが登る為の筋力の無さを痛感した。
来シーズンはトレーニングしてパワ ーアップし
HODO-HODO BOYSで甲斐駒ケ岳の黄蓮谷に挑戦しようと誓いました。
By沼っち
☆おまけ
F3を登るTさんとビレーする沼っち