Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

花好きの祖母 『 十三回忌 』

2016-02-28 19:50:03 | 日常
今日は亡くなった 花好きの祖母の『 十三回忌 』でお墓とお寺に行って来た。

もう…そんなに経つのだな~と。

我が家の寺までは車で行けば10分ほどで到着するのだが、私はあまりお墓へは行かない。

家に仏壇もあるし、必ずしもお墓に亡くなった祖母や祖父が居るとは思っていないのだ。

『 石で造られた墓にはお骨が眠るだけ 』だと。


     『 人は二度死ぬ 』 という。


その意味がわかる。



私は墓へ行かずとも、時々祖母を思い出す。

随分昔の事なのに時々ふと思い出しては涙することもある。


庭で土いじりをしていると時期が来れば祖母が残した が咲くのに気がつく。

料理をしている時でも、ふと祖母が小学生だった私によくおやつを作り出してくれたことも。

決して料理が上手な方ではなかった祖母だが、好奇心だけは人一倍であれやこれやと作ってくれた。

手先の器用だった祖母は 冬になれば編み物をして帽子を編んでくれ、私は自分でも編み物をやってみたくて教えてもらったりした。

小学生の頃に教えてもらったことだけれど、簡単なマフラーなら今でも編める。

少し大きくなり学生の頃には祖母にキツイ言葉も言った。

祖母にとって私はあまり良い孫だとは言い難かったかもしれないが、それでもママさん同様いつも心配し見てくれていた。


     あの頃、祖母に感謝の言葉をなかなか言えなかったことを悔やむ時がある。


そこに居てくれるありがたさなど、あの頃は気が付かず居なくなってからわかるのだ。



亡骸も大事だけれど、時々でもいいからその者たちを想うというのが私は大事だと思っている。

このまま時が過ぎ、生きていた頃のその者を知っている者たちもまた亡くなり、その者を知る人間は誰一人としていなくなるだろう。


私も『 私の最後 』まで想っていようと思う。


      いつか、祖母とまた逢える時が来たら『 ありがとう 』と伝えたい
     
コメント
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