Vastra-daの裏側

オリジナルフィギュア原型師。原型師が裁縫もするよ。求めるモノが探して無ければ『作ればいいじゃないか!』を実践中。

下半身麻痺の長毛三毛猫アメリカンカール

2016-10-14 14:13:56 | 猫たち
退院した セイレムの様子を伺いに毎日病院へ行っていたのだが、そこで気になる 猫さんが居ました。


セイレムが入院した時に隣りのゲージの中におりまして、足が悪そうで後ろ足に力がはいらなそうに上半身を起こし後ろ足は向きがおかしくペタンとしてた。


    この猫は足が悪くて入院してんのかな?


ここ数日、セイレムの様子を見に行っているのだが…毎回居たわけです。


なぜ、そんなに気になったか?て…


    長毛(ふっさふさ) + 三毛柄 + 耳がくるんとアメリカンカール!!!
   ( 純血ではないけれど、たぶん遺伝子的にチラリとアメリカンカールが入った仔なのだと思う )


    この仔、普通の猫の風貌と違う

ただでさえ長毛の三毛猫なのに、明らかに耳の形がその辺に居る普通の猫( 我が家の猫たち )ではなく くりんとカールがかかり

      高そうな『 品 』のある猫さん


足が悪いのとずっと病院に居るのが気になり、ちょうど居合わせた先生(夫婦共に獣医さんで奥さんの方)に聞いてみた。


    先生、この仔って足が悪くて入院してんの?


   先生 : 病院の患者さんが交通事故にあったこの仔を連れて来たのよ。でももう両脚は動かないのよ。


    えっ!? 両脚?


交通事故に合った時、この仔は妊娠していて三匹の赤ちゃんがお腹の中にいたが三匹とも助からなかったそうだ。

長い期間、外を放浪していたようでお腹には虫もいて昆虫などを食べ飢えを凌いでいただろうと先生は言ってた。

どこをどう彷徨っていたのか…と。


この仔を運び込んだ患者さんは『 元気になったら引き取る 』と言っていたそうだが、結局両脚下半身麻痺となり排尿も自力では出来ず圧迫排尿が必要になった。

こうなっては『 自分は猫の介護は出来ず、引き取れない 』となり 安楽死の提案がなされた。

でも動物病院の先生は私にこう言った。


   先生 : 安楽死の話がでた時にはこの仔はご飯を食べだしてたのよ。

と哀しそうな表情で話してくれた。



先生は事故に合い、仔猫を失い、脚を失い、でも必死で生きようとしている仔を殺せるわけない。と言いたかったはず…。

セイレムが生きようとご飯を食べだしたように。


    それぞれ個人の事情があるのはわかります。 安楽死… か…


続けて先生はこうも言った


   先生 : 今まで自分が面倒見て飼っていた猫が両脚麻痺になったのと、

        突然事故に合ったのを見て助けた猫とでは違ってくるのかもしれませんね…

        それが一人暮らしともなればサポートしてくれる人もいないし大変だと思います


先生はこの仔を運び込んだ人の事情も察したのだと思う。


それを聞いて私は何も言えなかった。


    もしライフがこの仔と同じような事に…

と考えてた。


生活があるので仕事を辞めるわけにはいかない。  圧迫排尿の為に一日何度も帰宅し、会社と相談して仕事を続けさせてもらうしかない。

そうなれば生活は一変する。 

けれども、どうにかなんとかする他ない。



    先生、この仔どうなるん…?



   先生 : この猫はウチで引き取ることにしたのよ。 もうウチの子よ


なんと安楽死は選べなかった先生は自分の家で引き取ってくれたのだ

先生のお宅が動物を引き取ることなんて全く無かったのに、よほどだったのだろう。    よがった~  先生ありがとぉ~



世の中には寝たきりの動物たちがいて、介護なしでは生きられない仔たちがたくさんいる。

セイレムの事といい、我が家の猫もいつどうなるのか他人事ではないとママさんにも話し色々と考えさせられました。
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襲われたセイレム、劇的な回復で退院

2016-10-13 22:55:56 | パセリ & セイレム(工房の猫たち)
なんと本日の夜に セイレム 退院できました


私がセイレムの好きなカリカリを差し入れた翌日、よほど気に入ったのか持参したフードを驚くほどの食欲をみせたのです。


病院に居ても鳴きっぱなしで喉も枯れ、ストレスにもなるだろうからというのもあり

食欲が出たことで、負った傷の回復は時間の問題となり退院ということになりました。


これからは自宅療養と 通院治療 が始まります。



      心配してくださった皆さん!! 本当にありがとうございました !!!


セイレムのパセリ母ちゃんが こっちに来るにはまだ早いよ と言っていたのかもしれません。

なにはともあれ、どんなカタチでも生きていてくれるならそれでいい。


猟犬三匹(猟犬は居るが我が地域で野犬なんぞ聞いたことない)に襲われ、一時は覚悟(死)をもしました。

高齢にもかかわらずボロボロになりながら セイレム生きることを諦めず捨てなかった。

本当に良く頑張った


まだ折れた肋骨が動いたせいで多少ズレてしまったようですが、先生が『 一本ずつ繋がれば大丈夫。肺も少しずつ塞がるだろうし、切れた肉もわずかずつ繋がるから 』と言ってれたが

なるだけ安静にさせること、一日2回の薬を飲ませることと、通院は約束された。

最終的には


     先生 : 回復は時間の問題とセイレムのチカラに頼るしかない

ということを念を押された。


    セイレム!! ゆっくり取り戻していこうな





それと、またセイレムが襲われることがあってはならぬと一応役場の方へ『 こういうことがあった 』とだけ報告した。

今回、襲われたのが猫だったけれど犠牲者が子供だっかたも知れないと思うと大変な事だ。

役所は一応猟友会の方にも報告してくれると言ってこちらの連絡先も告げたが…それからさっぱり音沙汰なし。


    結局は猫だから( 物損扱い )だからなのか!?


やっぱり人間が犠牲になり、人間が死なない限りは役所は何も動いてはくれないということか…。

ただ猫であれ人間であれ傷つけられるモノが出ぬよう、二度とこんな事が起こらぬよう『 気を付けてほしい 』ということだけなのに…。


役場の在りようが残念である。
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襲われたセイレム、入院5日目( カリカリ差し入れ )

2016-10-11 20:54:16 | パセリ & セイレム(工房の猫たち)
日曜、祝日と病院が休みだったのでその間は病院の先生たちにお任せしておりました。

お世話になっている動物病院の先生は、ご夫婦共に獣医さんなので安心です。


週が明け、今日はママさんが昼間に セイレムの様子を見に行った。


   先生 : ほんの少しだけど、ご飯を食べた


と言ってくれたそうでセイレムに繋がっていた点滴は外された。

数日前に点滴をしていたセイレムの手を見ると3倍近くも腫れ上がっていたので驚いた。


    セ、セイレムの手がすんごい腫れてるんですけど!? これ大丈夫なん!?


聞けば、点滴を長時間したりすると腫れてしまうことが多々あるそうな

なので点滴が外されて良かった。



今日は私も仕事帰りに セイレムの好きそうなモノ をいくつか見繕い、少しでも食べて体力が保てるようにと差し入れをしに病院へ。


    ちゅ~る(ゼリータイプ)(とろとろタイプ)とモンプチカリカリおやつの小袋


どれか一つでも食べてくれるように なんでもいいから食べてくれ!!!



    そう考えると好き嫌い無くなんでも食べるアイツは本当にすごい。これには感心する…


   アイツ = エヘッ  ぼくはなんでもいっぱいたべるよ~

なので、ライフが匂いを嗅いだだけで食べない猫缶詰とかカリカリというのは 怪しいのである!!




病院へ行くと兄夫婦が来ていた。

病院の先生に聞けば、今日は朝から少し食べただけでそれからあまり食べないと言うのだ。

先生もいくつも猫フード( カリカリ&缶詰 )を試してくれていたがそれでも少ししか食べないと…。

兄も持参したレトルトの猫缶詰をゆっくり手でセイレムに食べさせていた。    半分ほど食べたそうだ

ならばと

兄と選手交代で今度は私が持参した『 モンプチカリカリおやつ 』をセイレムの鼻先へ持っていき、匂いを嗅がせた。


       だいすきなカリカリや!!!!!


カリカリに反応してセイレムが力の入らぬ身体で必死で起きようとした。


      これ…イケるんじゃね!? ( 食べられるかも♬ )


なんと ぽりぽり… ぽりぽり…    勢いよく食べた~

カリカリの粒が大きいので指で一粒ずつ割りながら食べさせた。

これが『 お腹の虫 』をよんだのか、ウエットフードも自力で食べだした。


しばらくして疲れたのか、また眠りに…


   

今日は水色の服を着せられておりました。


服の下は肋骨が5~6本折れております。

肺にいくつも穴があきボロボロ、筋肉も引き裂かれズタズタなので思うように立つことが出来ません。

それでも セイレムは生きることを諦めてはいません!!


日曜・祝日と二日ほど家族と会わなかったセイレムは病院で心細かったのか

今日は家族が顔を見に来る度に入院して以来、ゴロゴロと喉を鳴らすことがようやく出来た。


皆が差し入れした猫フードはこれから病院で使ってもらえるように先生に手渡し託した。


とにかく何でもいいから食べてほしい。  それがセイレムの血となり肉となり傷を癒すのだ
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【 猫頭巾計画 】 猫支援の報告 (12)

2016-10-10 20:56:30 | 猫頭巾計画
東日本大震災からどれほどの歳月が経ったでしょうか。

今ではテレビで報道されることも毎年震災があった日くらいしか見られなくなりました。


それでも今もなお、高速を走らせ『 人のいなくなった町 』に通って命を繋いでいる方々がおられます。


    国や行政はいったい何をやっておるのだ まだまだ『 人が住める町 』になど戻っておらん!!


以前に首相が海外の難民救済支援に多額の支援金を送ると報道しておった。

その報道を見て、日本も海外の人たちに助けてもらったのだからとも思ったが『 日本各地の震災地域がまだ復興しておらんのに…先にその金を母国に使えよ 』と思ってしまった。

こんなところで愚痴ったところで国のトップには何も伝わらないが、そう思っている人は私だけじゃないはずと思いたひ。



ご報告が遅くなってしまいましたが

    先月の9月末に 【 猫頭巾計画 】を実行させていただきました。


WF( 国内最大の造形イベント )に参加したフィギュアの売上金の一部と

ハンドメイドバッグの売上金の一部を支援金として送らせていただきました。

少しずつ小出しをさせていただいてます。


フィギュアを購入してくださった方、ハンドメイドバッグを購入してくださった方の お代を使わせていただきました

猫たちのためにと個人で活動しておられるボランティアの方々を通じて、猫たちの『 いのち 』へと繋がせていただきました。



今回の支援先も高速を使って東京から福島に通って猫たちの命を繋いでおられる動物救援隊さま。

      【 動物救援隊 - 福島原発地域に残された命の活動 -】
        原発地域に残された動物達の悲劇を忘れない。
        ( http://ameblo.jp/tsukuba-cats/ )


私が住む地域のから福島までの遠方地では通うことが出来ないので、こうして毎週高速を走らせ現場まで足を運んでくれる方がいてくれることが本当にありがたいのです

こちらの方も個人で活動されており、猫の不妊・去勢などの活動もされており活動資金が底を尽きつつあります。

これからもわずかずつですが支援できたらと思います


それと


こちらも以前から支援させていただいている北九州の多頭飼い崩壊のボランティアをされている戸畑の猫たちさま。


      小さな命を守りたい(戸畑の猫たち)
          ( http://ameblo.jp/animalsaport/ )


150匹以上の猫たちのお世話をほんの少数のボランティアの方々がしておられます。

こちらは全国の方々の支援物資や支援金で命を繋いでいる猫たちです。

多頭飼いや高齢ゆえに体調の悪い猫たちが増えています。

これから寒くなるにつれ風邪をひく子たちも出てくるだろう。

ボランティアの方々は体調の悪い仔は病院へ連れて行ってくれ、治療を受けさせてくれています。

本当にありがたいことです

病院で治療をしてもらっても高齢だったり、重病を発症して助からない仔たちがいます。

数日前にも診察を受けた高齢の( 白ジイ )が虹の橋を渡ったとブログで知りました。


それでも 病院で治療を受けれたら助かる命 があるなら…と。


そう思うのは私がその現場に居ないから、現場で活動しているボランティアさんの本当の大変さを知らないからかもしれません。

こちらも、これからも支援させてもらおうと思っています。




今回、私が支援させてもらったところは皆さんちゃんとブログ内にて『 収支報告 』をして下さっております。

丁寧な対応や、いただいたお金や物資など大切に使ってくれています


   私もゆっくりだけど応援してくれる方たちがいてくれるから『 計画続行前進 』でガンバリますよ~
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秋の庭、土の準備

2016-10-10 15:17:02 | 植物
そろそろ 秋の庭の準備もしなければと思っていたのでホームセンターへ。

まだ、これといって欲しい花たちは売られていなかったが


そんなことよりも植えるプランターやら鉢の土の準備をしなければならぬ。


      これが面倒くさくて大変なんす


今まで植わっていた土は養分やらが吸収し尽くされカスカス状態。

養分を継ぎ足さなければ花は元気に育ってくれぬ。


肥料やらが少なくなってきていたので買いに。


   


    ずっしりと重てぇ~


車に積み込み帰宅。


土は新しい土と古い土を混ぜて使う。    勿体ないからね

古い土は乾かして篩いにかけて干乾びた根っこなんかも取り除く。


そこで!!   買ってきた 土のリサイクル材の登場 !!!

効果があるのかどうかわからんが前回から使っているのでとりあえず買ってきた

腐葉土もたっぷり混ぜて土がふかふかになった。

プランターと鉢を合わせて今日は7つほど土を準備した。


      ガッツリ疲れが…



もう…花壇まで手入れする力なんぞ残っておらんかったっす。



当然、 ふふふ~ん ねぇちゃんたいへんそうやな~ 坊主もやってきたが

私が必死で作業していて全く相手にしなかったのでひとりで庭で日向ぼっこして、その後は家に入って只今お昼寝中


花を植えるまで、まだまだ庭が落ちつかぬ

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