アメリカ帰国者が日々の出来事・人生・世の中などを語るブログ

日本に帰国して矛盾だと感じたこと、人生における発見や日常のことなど色々語ります

「アルマゲドンに見舞われない限り東京五輪は計画通りに進む」の言葉に違和感

2021年06月03日 | 政治・国際情勢について

先週、国際オリンピック委員会(IOC)の最古参委員で、カナダのディック・パウンド氏(79歳)の発した発言、「前例のないアルマゲドンに見舞われない限り、東京五輪は計画通りに進むだろう」に波紋を呼んでいるが、この発言に非常に違和感を感じた。下記がその記事である。

IOC最古参委員のパウンド氏、英紙の取材に「前例のないアルマゲドンに見舞われない限り、東京五輪は計画通りに開催される」(スポーツ報知) - goo ニュース

アルマゲドン(またはハルマゲドンと呼ばれることが多い)とは、聖書で預言されている人類と神との最終戦争のことだが、イエス・キリストの事を知らない、聖書のことを良く知らない日本人が果たしてどこまでこの言葉を理解しているのだろうか?「世界終末の最終戦争」などと説明している記事が多いが、人類滅亡の世界戦争、という程の理解でしかないように思われる。これは聖書の深い知識もなく、聖書さえも読んだことのないマスコミが多いからだと思うが、日本国民の多くはむしろ「アルマゲドン」と聞いて、「それ何?」と思われた方が多いかもしれない。

「世界終末の最終戦争」は間違いではないが、厳密に言うとアルマゲドンとは、単なる人類滅亡ではなく、地球滅亡末期、つまり聖書で言うところの大患難期の後半に起こる人類と神様との最終戦争である。人類と人類との闘いではないのだ。また、アルマゲドンの後は、人類が滅びるだけでなく、地球も滅び、天と地の全ての万物は失われる。

更に詳しくに言うと、この滅亡する人類とは、イエス・キリストを神として信じない罪人達のことを指し、既に神様を信じている人達は大患難期が起こる前に既に携挙(生きているまま天に引き上げられる出来事)されてこの世にはいない。この世の終わりについて詳しいことを知りたい方は、新約聖書の黙示録を読んで頂きたいが、つまり、神様を神様として信じない全ての罪人を一掃されるだけでなく、これまで存在していた天や地が全て一掃される人類にとって最も悲惨で厳しい出来事なのである。

アルマゲドンがこのような出来事であることを考えると、このパウンド氏の発言は、「地球が滅亡するような状況にならない限り、オリンピックは行う」と言っているようなものなのである、ということがお分かりになるであろう。だから私はこの彼の発言に非常な不快感を感じた。「アルマゲドン」という言葉を軽々しく使い、この究極な出来事と日本人の命を天秤にかけたような発言だからだ。どちらも起こって欲しくないし、どんな人の命も失われるべきではない。しかし、残念ながら「アルマゲドン」は必ず起こると聖書で明確に預言しており、避けられないが、少なくとも今、コロナ感染によって失われる日本人の命を最小限にすることはできる。人間の努力によって感染者を最小限にしたり、感染をより早く終息することは可能なのに、オリンピック開催はそれとは逆の方向に行く行為だ。

従って、パウンド氏の発言は、オリンピック開催によって日本国内で起ころうとする今後の感染拡大、今後失われるであろう日本人の生命よりも、オリンピックの方が重要であると言い切っているようなものであるのだが、おそらくパウンド氏はそこまで深く考えて発言したのではないと思われる。いやむしろ、彼は深い意味を知らないで「アルマゲドン」と言っている可能性が高い。何故なら、この言葉の本当の意味を知っている人だったら、軽々しくこのような発言はできないからだ。

いずれにせよ、今、世界は聖書の預言どおりにこの世の終わりに向かって着々と進んでいる。特に、イスラエルとその周辺諸国の状況を見るとそれは明らかだ。日本のマスコミは中東の情報をあまり扱わないため(扱っていても残念ながらその情報は反イスラエル寄りの情報で、かなり偏向報道されている)、今世界で非常に重要なことが起こっていることを知らずにのほほんと過ごしている日本人が多く、今、中東で起こっていることが実際に私達の生活にも大きな影響を与えていることを知らない。

今、世界で本当に何が起こっているのかを知りたい方は、日本のマスコミに頼らず、海外の情報なども含めて自分で是非調べて頂きたい。また、人類がこれまでどのような歴史を歩んできて、今後、どのようなことが起ころうとしているのか、自分が死んだらどうなるのかを真剣に知りたい方は、聖書を是非読んで頂きたい。聖書は難解な所が多く、自分の力では理解できないので、教会(イエス・キリストを救い主として教えている教会へ行くこと。ものみの塔やエホバの証人、統一教会、モルモン教などはキリスト教ではありません。)へ行くことをお勧めするが、最近では、YouTubeなどで聖書を分かりやすく説明している情報も多くなっているので、そういうものを利用するのも手だろう。

ちなみに、私の所では月1回、日曜日の午後からZoomによる聖書勉強会をやっているので、ご興味のある方は参加可能です。