アメリカ帰国者が日々の出来事・人生・世の中などを語るブログ

日本に帰国して矛盾だと感じたこと、人生における発見や日常のことなど色々語ります

飯塚被告から私達が学ぶべきこと~池袋暴走事故公判について~

2021年06月23日 | 人間について

2019年、東京の池袋で飯塚幸三被告が運転する車が暴走し、11人が死傷した事故の裁判の被告人尋問に関するニュースが今朝、目に飛び込んだ。その公判後の、妻と子供を失った松永さんとその弁護士団による記者会見を動画で拝見したが、松永さんの質問に対する飯塚被告の答えがあまりに酷いもので、見るに堪えなかった。

車には不具合がなかったことが判明していたにも関わらず、飯塚被告はシラを切り続け、自分は悪くないと主張するだけでなく、松永さんが証拠として提出した妻と子供の写真を見たか、という質問に対しても、本当は見ていないのにクリスマスや遊園地の写真を見た、というでたらめな回答だった。これは誰が見ても、飯塚被告にもはや人としての誠実性に欠けており、信憑性がもはやないことは明らかであろう。

これまで記者会見でも落ちついた様子で対応していた松永さんだったが、今回ばかりはさすがに堪忍袋の緒が切れたのか、発言の節々に怒りや諦め、失望感が見え隠れしており、かなり感情を抑えていたことが伺い知れる。本当は飯塚被告に対して怒鳴りたい、胸倉をつかんで殴り倒したい気持ちだったかもしれない。

それにしても、ドライブレコーダーやメーカーからの証言など証拠がこれだけ揃っているにも関わらず、それでも尚、自分は悪くないと無罪を主張し続ける飯塚被告に対して批判の目が向けられるのは当然と言えば当然なのである。記者会見の動画を拝見した私もそのような気持ちで見ていたが、しかし、ふと、

この様にここまで頑固で頑なな心は、何も飯塚被告だけでなく、私達人間全ての人が持っている性質なのである。

ということに気づいた。

聖書に書かれている通り、全てこの地球上で生きている人間は全員、罪があるが故に自己中心的で自分勝手なのだ。みんな、自分が正しく、自分が可愛いのだ。何か悪いことがあると全部他人のせい、周りや環境のせいにするのが私達人間の性なのである。

私の母親側の親戚は、私が子供のころからずっと争いばかりを続けているが、双方の言い分を聞くと、どちらも自分は全く悪くない、相手が悪いのだ、と言い張る。子供の頃はよく分からなかったが、大人になってから、この争いは双方に問題があり、どちらか一方が決して悪いわけではないということが分った。それを双方に知らせたが、それでも両者は全く耳を貸そうとせず、ますます頑固になり、へりくだって相手のことを考えることができなくなっている。

この固い心は、残念ながら他人が変えることはできない。

人は他人を変えられないのである。本人が自覚してへりくだらない限り、変わることは決してないのである。それが分ってからは、私は自分の母親とその母親の兄弟と少し距離を置くことにした。どちらかを見方して公平さを失わないようにするためである。

先日、たまたまYouTubeである牧師のメッセージを聞いていたら、このようなことをおっしゃっていた。

私達は、盗むから盗人になるのではなく、もともと盗む性質があるから、物を盗むのである。

私達は、ウソをついたからウソつきになるのではなく、もともとウソをつく性質があるから、ウソをつくのである。

非常に的を得た言葉だと思った。同じように、人間はもともと頑なな心があるから頑固なのであり、これはクリスチャンであるなしに関わらず、人間誰もが持っている非常にどうしようもない醜い性質なのである。

私達は全員、生まれた時から頑固で醜い性質を持っている。唯一、これに気づかせ、修正して下さるのは神様だけなのである。

従って、私達誰一人として、飯塚被告を非難する権利はないのである。

人類がいかに神に対して反抗的で頑なな心で生きて来たかは聖書の随所に書かれているので、人間の本質を知りたい方は、聖書を是非読んで頂きたい。何故なら、聖書で書かれていることは、今の私達にも十分、当てはまることだからである。

 


突然死は誰にでもありえる世の中 ~死について考える~

2021年06月15日 | 人間について

ここのところ、コロナ新規感染者数が落ち着いてきており、今月17日に緊急事態宣言を解除するかどうか判断されるようだが、それでもまだ感染者数が多い状態にあるため、解除すれば再拡大するのは必須だろう。おまけに7月は東京オリンピックを強行することになり、夏という季節もあり、人出が増えるころから、第5波は避けられず、更に新たな感染者数・死亡者数が増えることは間違いない。

更に、感染力の強い変異株の脅威も加わり、今年の夏は去年よりも更に感染者数・死亡者数が多くなる可能性がある。

このコロナウィルスが世界中に蔓延してから、突然死が当たり前になり、昨日まで元気だった人が容体が急変し、家族にも会えないうちにあっけなくお亡くなりになってしまうことが多くなった。今や高齢者だけでなく、20代~50代の方でも自宅待機しているうちにあっという間に容体が急変して亡くなってしまった方もいらっしゃる。

この様に、コロナは突然亡くなることがあるという恐ろしい病気であり、それに加え、今後更に強力なウィルスに変異する可能性を考えると、もはやこの突然死は私達の日常にあり、いつも死と隣り合わせで生きることになるのだ。そのような状況の中で、果たしてどのくらいの人達が、自分たちの”死”について真剣に考えているだろうか?

私は、大学生の時にイエス・キリストを信じることを決意したが、その理由は、他の宗教と比べて、唯一聖書のみが死について、私達がどうなるのかはっきり明確に書かれているからだ。それは、

イエス・キリストを信じなければ、誰一人として天国に行けない

ということだ。つまり、信じない人は死後、神の裁きにあい、生前の行いに応じて地獄へ行くということが明記されている。どれだけ生前に周りの人達からいい人だと言われようが、良い行いをして貧しい人達を助けようが、イエス・キリストを信じない人は皆、永遠に地獄に行ってしまうのだ。これは酷だと思われ、多くの人達は認めなくないだろうが、そのような人達は、これが嘘だと断言できるだろうか?

言っておくが、これまで聖書に書かれていることが嘘であるということを証明した人は誰もいない。世界の科学者もそれを証明しようとしたが、証明しようとすればするほど、神の秩序があると考えざるを得ず、聖書が正しいという結論に至り、クリスチャンになったという話はごまんと聞く。以下は有名な科学者でクリスチャンである人達のリストだが、最も直近の人は、アメリカの物理学者でかつ1964年にノーベル物理学賞を受賞したCharles Townes氏だろう。

34 Great Scientists Who Were Committed Christians (famousscientists.org)

多くの人達、特に日本人は死後のことも普段から真剣に考えず、自分が死んだ後はなんどなく天国へ行ける、とおぼろげに考えているだけではないだろうかと思う。

そのような状態の中で、

自分に突然死が訪れた時、聖書に書かれていることが正しかったと分かっても、時は既に遅い。

何故なら、

聖書では死者に対して悔い改めるチャンスが与えられていることは一切書かれていない

からだ。

また、

多くの人々が死を恐れるのは、本人は気づいていないが、本能的に自分が死んだ後は地獄に行くと感じているから

なのである。そのような現実に目を背け、神様から目を背けて(これを聖書で言う「罪」に当たる)自分勝手な行き方をすれば、それに対する報いが死後に待っているということなのである。

私達は、自分だけは大丈夫、自分はコロナには感染しない、感染しても死なない、とどこかで思っているのではないだろうか?それは人間の傲りであり、実際、コロナで重症になった人の話を見ると、「まさか自分が...」と思っていたようだ。そのような人達は、一つの真実を忘れている。それは、

私達の命も寿命もすべて自分ではコントロールできない

ということだ。つまり、私達の命は、神によってコントロールされているということだ。、医学の進歩により、一時的に助かって寿命が延びても、それはたかが数年~10年、20年くらい伸びるだけの話で、多くの人は結局、100歳に行くまでに亡くなっていく。

私達の死後は永遠の話になるのだ。神が永遠の存在である以上、その神から出た私達の魂も永遠に生きることになり、地獄に行けば永遠に地獄で苦しまなければならない。これがどのような辛さなのかが想像できるだろうか?この世の苦しみとは比べられない苦しみで、しかも永遠と続くのだ。ましてや死にたくてももはや死ねない。そんな所へ自分が必ず行くとなったら、どうお考えになるであろうか?

日本人の多くは、老後や葬式の準備に関しては、非常に高い関心を示すが、永遠に続く死後のことについては、ほとんど関心を示さないようだ。けれども、自分の魂を決してないがしろにしてはいけない。何故なら、神様は一人一人、あなた達のことを愛しておられ、一人でも多くの人がキリストを信じて天国へ行ってほしいと願っているからである。どの魂も地獄にいって欲しいとは神様は望んでいない。しかし、人間には自由意志が与えられているため、自ら神様を拒否し、結果、自ら地獄へ行く選択をしていることをほとんどの人は知らない。

老後の資金や今後の生活などに関心を示すのも良いが、それと同時に、いや、それ以上に最も大事な自分の魂、自分の死後のことについて真剣に調べて頂きたい。聖書のことがよくわからなければ、教会の牧師やクリスチャンの友人に聞いてもいいし、また、ネットやYouTubeでも聖書を解説しているものが沢山ある。私がお勧めしたいのは、中川健一牧師の動画だが、これは聖書を全く知らない人達でも非常に分かりやすく説明している。よろしかったら、下記の動画を見て頂きたい。

Q1 聖書とはどういう本ですか?【3分でわかる聖書】 - YouTube

また、他の宗教のことについても調べてみるといいだろう。私もクリスチャンになる前はキリスト教に非常に懐疑的だったので、他の宗教についても調べてみたが、結果、聖書はウソであることが否定できない、ということが分ったのだ。あなたも是非、自分の目で調べて頂きたい。

人間の死後についてどうなるかについての詳細は、また別の機会で書きたいと思う。


「アルマゲドンに見舞われない限り東京五輪は計画通りに進む」の言葉に違和感

2021年06月03日 | 政治・国際情勢について

先週、国際オリンピック委員会(IOC)の最古参委員で、カナダのディック・パウンド氏(79歳)の発した発言、「前例のないアルマゲドンに見舞われない限り、東京五輪は計画通りに進むだろう」に波紋を呼んでいるが、この発言に非常に違和感を感じた。下記がその記事である。

IOC最古参委員のパウンド氏、英紙の取材に「前例のないアルマゲドンに見舞われない限り、東京五輪は計画通りに開催される」(スポーツ報知) - goo ニュース

アルマゲドン(またはハルマゲドンと呼ばれることが多い)とは、聖書で預言されている人類と神との最終戦争のことだが、イエス・キリストの事を知らない、聖書のことを良く知らない日本人が果たしてどこまでこの言葉を理解しているのだろうか?「世界終末の最終戦争」などと説明している記事が多いが、人類滅亡の世界戦争、という程の理解でしかないように思われる。これは聖書の深い知識もなく、聖書さえも読んだことのないマスコミが多いからだと思うが、日本国民の多くはむしろ「アルマゲドン」と聞いて、「それ何?」と思われた方が多いかもしれない。

「世界終末の最終戦争」は間違いではないが、厳密に言うとアルマゲドンとは、単なる人類滅亡ではなく、地球滅亡末期、つまり聖書で言うところの大患難期の後半に起こる人類と神様との最終戦争である。人類と人類との闘いではないのだ。また、アルマゲドンの後は、人類が滅びるだけでなく、地球も滅び、天と地の全ての万物は失われる。

更に詳しくに言うと、この滅亡する人類とは、イエス・キリストを神として信じない罪人達のことを指し、既に神様を信じている人達は大患難期が起こる前に既に携挙(生きているまま天に引き上げられる出来事)されてこの世にはいない。この世の終わりについて詳しいことを知りたい方は、新約聖書の黙示録を読んで頂きたいが、つまり、神様を神様として信じない全ての罪人を一掃されるだけでなく、これまで存在していた天や地が全て一掃される人類にとって最も悲惨で厳しい出来事なのである。

アルマゲドンがこのような出来事であることを考えると、このパウンド氏の発言は、「地球が滅亡するような状況にならない限り、オリンピックは行う」と言っているようなものなのである、ということがお分かりになるであろう。だから私はこの彼の発言に非常な不快感を感じた。「アルマゲドン」という言葉を軽々しく使い、この究極な出来事と日本人の命を天秤にかけたような発言だからだ。どちらも起こって欲しくないし、どんな人の命も失われるべきではない。しかし、残念ながら「アルマゲドン」は必ず起こると聖書で明確に預言しており、避けられないが、少なくとも今、コロナ感染によって失われる日本人の命を最小限にすることはできる。人間の努力によって感染者を最小限にしたり、感染をより早く終息することは可能なのに、オリンピック開催はそれとは逆の方向に行く行為だ。

従って、パウンド氏の発言は、オリンピック開催によって日本国内で起ころうとする今後の感染拡大、今後失われるであろう日本人の生命よりも、オリンピックの方が重要であると言い切っているようなものであるのだが、おそらくパウンド氏はそこまで深く考えて発言したのではないと思われる。いやむしろ、彼は深い意味を知らないで「アルマゲドン」と言っている可能性が高い。何故なら、この言葉の本当の意味を知っている人だったら、軽々しくこのような発言はできないからだ。

いずれにせよ、今、世界は聖書の預言どおりにこの世の終わりに向かって着々と進んでいる。特に、イスラエルとその周辺諸国の状況を見るとそれは明らかだ。日本のマスコミは中東の情報をあまり扱わないため(扱っていても残念ながらその情報は反イスラエル寄りの情報で、かなり偏向報道されている)、今世界で非常に重要なことが起こっていることを知らずにのほほんと過ごしている日本人が多く、今、中東で起こっていることが実際に私達の生活にも大きな影響を与えていることを知らない。

今、世界で本当に何が起こっているのかを知りたい方は、日本のマスコミに頼らず、海外の情報なども含めて自分で是非調べて頂きたい。また、人類がこれまでどのような歴史を歩んできて、今後、どのようなことが起ころうとしているのか、自分が死んだらどうなるのかを真剣に知りたい方は、聖書を是非読んで頂きたい。聖書は難解な所が多く、自分の力では理解できないので、教会(イエス・キリストを救い主として教えている教会へ行くこと。ものみの塔やエホバの証人、統一教会、モルモン教などはキリスト教ではありません。)へ行くことをお勧めするが、最近では、YouTubeなどで聖書を分かりやすく説明している情報も多くなっているので、そういうものを利用するのも手だろう。

ちなみに、私の所では月1回、日曜日の午後からZoomによる聖書勉強会をやっているので、ご興味のある方は参加可能です。