夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

日佐の住吉神社

2008年01月05日 23時17分35秒 | 日記・エッセイ

赤いレンガの塀をぬけ馬車が通る広いくぐり門を抜けると中庭が広がり、黄色く色づいた金柑、ジュウシマツがさえずり夜には飛行機の爆音が響きわたり、鴨居には煤けたたくさんの神棚。

寒い朝に湯けむりがあがり表面に薄っすら膜が張り搾りたての牛乳、それを運ぶ馬車、お昼には地下足袋を履いたまま縁の上で美味しそうに真白いご飯をほお張っていた叔父、質実剛健な祖父の三世帯の大家族。

中庭の奥にある牧場に白くろのまだら模様の牛乳うしと馬、子供は座敷にある火鉢に近づけなかった、

質実剛健な雰囲気な家柄で生まれた私である。

近くにある大きな武者絵巻のある住吉神社<祭神住吉で遊び、米の収穫時の長いベルトと発動機で動く脱穀作業、布団の奥深くもぐり寝入り、祖母に甘え祖母と赤い鳥居のある神社に行った記憶・・・・・・・

物、物にあらず

神のいのちの現れである

つつましく水を使うこと

つつましく火を使うこと

一片の菜も、一切れの芋も

人参も牛蒡も生かして使うこと

一枚の小皿を傷つけたら詫びること

有機物も無機物も一切の物のいのちを

永持ちするように心がけること

一切の物は神からの預かりものである


木造バギー車

2008年01月05日 20時09分02秒 | 日記・エッセイ

上に下に揺れるバスの中突然、正面に丸い石の石垣が迫まり曲がりくねった道・・・・ 八つでの葉とスギが印象的でスズメが舞う庭で養母の父が作ってくれた縄で操る手作りの木造バギー車、牛の背中に乗り楽しく過ごしながら、いつも丘の上から遠くに見えるバス道を見つめ養母を待つ日々。

親戚のお婆さんが床につきまもなく丸い桶に入れられ、近くの墓地に深い穴が掘られ桶ごと入れられ上から土がかけられ、まるで何もなかっ様にお婆さんが居なくなった。

部屋の奥からキラッと光る眼差し、生きようとする強い意志・・・・・ 祖父から縁側からオシッコをさせて貰い、祖父の背中腰を踏み、祖母の温かいそうめんの味噌汁、養母の実家で過ごす幼少時代

現象は無常・実相は常住である

現象は心の影である。影は必ず過ぎ行く。そしてきっと、青空があらわれ、太陽がさんさんと照り輝くのを見ることができるのである。