人間は”神の子”として、神の生命を宿し生まれているのであるから、神と同じき創造の方式をとるのである。
すなわちいまだ肉眼に見えざるものを心の世界に設計し、それを言葉にて表現するのである。
建築の設計にしても、機械の発明にしても、法律の制定にしても、新しき事業計画にしても、いずれも、まだ見えざるものを想像力によって心に描き、それを図形化して、言葉(文字を含む)によって「これを創造ろう」または「この通り実行しよう」と公布し、宣言し、または人々に語ることによって、人間および事物が具体的に動き出して”心の世界”に描かれたものが”現実の世界”に具体化することになるのである。
諸君も希望を実現しようと思うならば、まず創造力によって”心の世界”にそれを描き、それを心で図形化して、言葉によって宣言しそれを行為に移したならば、その希望は成就することになるのである。
如意自在の生活365章 谷口雅春より