●色彩俳句440・錆色3・介弘紀子1・2019-07-16(火)
○「山法師白とは風に錆びやすし」(介弘紀子1)
○季語(山法師・晩夏)(「俳句界201405」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:実際に「錆色」を眼前にしているのではない。これだけ深い山法師の白。さぞ、風に錆びやすいでのであろう。白の錆色は実景として「白木蓮」で見たことがある。「夕刻の翳あをあをと白木蓮」(→透次)
●介弘紀子(すけひろのりこ)
○好きな一句「月蝕の明けたる朝の朴の花」2
○季語(朴の花・初夏)
【Profile】:1940年福岡県大牟田市出身。「さわらび」副主宰、「ホトトギス」「阿蘇」同人。2001年、朝日俳壇年間賞。日本伝統俳句協会賞佳作受賞。日本伝統俳句協会会員。夫は「さわらび」主宰の→介弘浩司氏。『雪月花』30句により第28回伝統俳句協会賞受賞。
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