俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■次元俳句504「落箔のはげしき源氏屏風かな」(「ホトトギス雑詠選集」)(島田みつ子)

2020-11-08 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句504・剥離剥落(空間)1・島田みつ子01・2020-11-08(日)
○「落箔のはげしき源氏屏風かな」(「ホトトギス雑詠選集(冬の部)」)(島田みつ子01)
○季語(屏風・三冬)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(けこせそちつてにぬねのへほむめもや~)】

【鑑賞】:「剥離剥落」第1弾。掲句は金銀箔の剥落した屏風。「落箔」が激しいということは、まだところどころ残っている箔があるということ。


島田みつ子(しまだみつこ)(1912~1990)
○好きな一句「流れあり桜紅葉をのせて去る」(『春宵』)02
○季語(桜紅葉・晩秋)
【Profile】:東京都出身。文化学院の生徒として→高浜虚子に師事。「ホトトギス」同人。「こでまり」主宰。

■Pickup「剥離剥落」の俳句3句
01「女身仏に春剥落のつづきをり」(細見綾子
02「磨崖仏剥落つゞく春霞」(国武十六夜
03「路面より剥離の止まぬ師走風」(透次


コメント    この記事についてブログを書く
« ■五体俳句503「漱ぐ水に血の... | トップ | ■五感俳句504「沢庵の重石に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

次元俳句」カテゴリの最新記事