○次元俳句504・剥離剥落(空間)1・島田みつ子01・2020-11-08(日)
○「落箔のはげしき源氏屏風かな」(「ホトトギス雑詠選集(冬の部)」)(島田みつ子01)
○季語(屏風・三冬)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「剥離剥落」第1弾。掲句は金銀箔の剥落した屏風。「落箔」が激しいということは、まだところどころ残っている箔があるということ。
○島田みつ子(しまだみつこ)(1912~1990)
○好きな一句「流れあり桜紅葉をのせて去る」(『春宵』)02
○季語(桜紅葉・晩秋)
【Profile】:東京都出身。文化学院の生徒として→高浜虚子に師事。「ホトトギス」同人。「こでまり」主宰。
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■Pickup「剥離剥落」の俳句3句
01「→女身仏に春剥落のつづきをり」(細見綾子)
02「→磨崖仏剥落つゞく春霞」(国武十六夜)
03「→路面より剥離の止まぬ師走風」(透次)
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