●色彩俳句448・朱8・志摩知子01・2019-09-11(水)
○「天鵞絨の朱の鶏頭にそそぐ雨」(志摩知子01)
○季語(鶏頭・三秋)(→「現代俳句データベース」より引用)※天鵞絨ビロード:織物の一つ。綿・絹・毛などで織り、こまかい毛をたて、なめらかでつやのある織り方。ベルベット。【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「天鵞絨」には色(青みがかった暗い緑)の意味もあるが、ここでは生地の材質。まるでビロードのような質感の朱色の鶏頭に雨が降り注ぐ。
●志摩知子(しまともこ)
○好きな一句「若葉風具足並べし奥座敷」02
○季語(若葉風・初夏)(引用同上)※具足:甲冑(かっちゅう)、または、よろいの簡略なもの。
【Profile】:1930年神奈川県鎌倉市出身。1989年夫・→志摩芳次郎との訣れのあとカルチャー教室、各句会などを引きつぐ。1989年12月芳次郎傘下の仲間たちと月刊誌「和賀江」を創刊。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます