○五体俳句344・額1・藤沢周平1・2017-8-14(月)
○「蜩や高熱の額暮るゝなり」(藤沢周平1)
○季語(蜩・秋)(→「八半亭のブログ」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:五体「額(ひたい)」は初登場。字数から、ここでは「額(ぬか)」でしょう。涼しげな蜩とはうらはらな高熱の「額」。作家藤沢周平は結核とたたかっていました。
●藤沢周平(ふじさわしゅうへい)(1927~1997)
○好きな一句「龍胆や人体模型かしぎ立つ」2
○季語(龍胆りんどう・秋)
【Profile】:山形県鶴岡市出身。時代小説作家。江戸時代を題材とした作品を多く残した。中でも出身地、山形県鶴岡市にあった庄内藩をモデルにしたと言われる架空の藩「海坂藩(うなさかはん)」を舞台にした作品は有名。俳句は→百合山羽公、→相生垣瓜人が共宰する俳誌「海坂」所属。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます