パニック状態での行動のとり方

パニック状態のとき、判断ミスと誤った行動によって一層被害が拡大してしまうことがあります。そのような状況を避けるためには、次のことを心がけると効果的です。
１）頭を冷やす
　　腹式呼吸で深呼吸をするとともに、落ち着くよう自分に言い聞かせる。
　　パニック状態や周りの空気・情報に飲み込まれないようにする。
　　とにかくあせらないようにする。
２）冷静な判断・行動を心がける
　　あせって判断しない。あせって行動しない。あせって周りと同じことをしない。
　　その場で判断しなくて良いことは、あえてその場で判断しない。
　　自分で判断しなくて良いことは、あえて自分で判断しない。
　　ただし、自分の選択を放棄することではない。
３）できるだけ多く考える
　　打開策となる選択肢を、できるだけ多く用意する（考える）。
　　可能であれば他の人の考えも参考にする。
４）数多く判断し、数多く行動する
　　判断・決断の回数を増やし、それに基づき行動し、すぐにその結果をフィードバックする。
　　この一連の流れを繰り返す。
　　ボタンの掛け違いは時間とともに大きくなっていくので、判断・決断とそれに基づく行動を逐一チェックする。