心の痛みの癒し方

人には悲しみや心の傷を乗り越えるための力が備わっています。悲しみや心の傷が大きいときには、以下のことを思い出してください。

１）人の記憶と感覚
　　時間の経過とともに、人の記憶は薄れ、感覚にも慣れ、やがて心の痛みは和らいでいきます。
　　時間は一定のところにとどまりません。つらいことでも、それはいずれ過去の出来事になります。

２）意志の力と意識の力
　　人は一つのことに集中していると、他のことに意識が向きません。
　　意志の力でこれからのことに意識を向けます。
　　意識して悲しいことに目を向けないようにします。

３）故人への感謝　　
　　故人に対する悲しみが止まらない場合、生前の良かった思い出とともに故人に対して心から感謝します。
　　今は故人との一時的な別れだと思い、自分もいずれそちら側に行くものだと考えます。
　　
４）悲しみの共有
　　心の痛みを他の人と共有します。他の人に話すことで、つらい気持ちを手放すことができます。
　　
５）催眠療法の活用
　　催眠療法により、潜在意識に対して心の痛みを和らげる働きかけをします。