【フランジパニ日記】@目黒世田谷圏内・自由が丘。手相鑑定、セラピー、カウンセリング、コーチングで変化を促すサロンのブログ

手相占い、ストレスの解放、ヒプノセラピー(催眠療法)、コーチング、癒し、気づき、潜在意識などについて綴っています。

冷静かつ客観的な観察

2011-07-22 07:00:00 | 観察
私たちは


誰でも、自分にとって都合の良い情報をキャッチし


誰でも、自分にとって都合の良い解釈をします。



言い換えると、人は誰でも


自分の見たいように見、感じたいように感じます。



私たちは、生きていく中で


感情、経験、こだわり・価値観、人生観、


親からの刷り込み、常識、学校教育、教養、知識、


属しているグループ(地域社会、学校、職場など)の慣習、


テレビ、インターネット、…etc.


様々な影響を受けることにより


自分の脳にフィルターをかけ、思考に制限を設けてしまいます。



そして


“ものごとを素直に冷静に客観的にとらえる”


ということを難しくさせています。



これはまるで


“自分の目の前にすすけたガラスを幾重にも重ねて、そこに光を当てた状態”


のようなものです。



自分のところにまで明るい光は届きません。



さらに、他人の目、評価ばかり気にしたり…


自分をないがしろにして、他人から喜ばれることを最優先にしたり…


そのような日常を送っていると


素直に自分に向き合わない代償として


明るい光を感じ取るセンサーの役割をしている


自分の洞察力を弱めてしまいます。



そうなると


さらに一層、自分には明るい光が届かなくなってしまいます。



明るい光という、“ものごとの本質”がまったく分からなくなります。



洞察力が低下している状態では


さらに自分(の洞察力)を信用することができなくなり


信じるに値する根拠を自分の外側に求めようとします。



そうすると、使われなくなった洞察力はさらに低下していきます。



そして、悪循環に陥ります。



洞察力の低下は


かすかに発している心の声を聞こえなくさせ


“本当の自分”が求めていることを分からなくさせ


最終的には、何のために生きているのか分からなくさせてしまいます。



何のため生きているのか分からない


という意識にさえ気づかずに一生を終わらせてしまう人もいるかも知れません。



常日頃から


目の前にあるものごと(現象)や自分について目をそむけずに…



「ものごとの本質は何か?」


ということに意識を向けていると


徐々にガラスの汚れは取れていきます。



「自分はどのような人間か?」


ということに意識を向けていると


光を感じ取るセンサーは正常に機能していきます。



様々な現象は自分の外側で起きていることですが


それを感じ取るのは、あくまでも自分の内側です。



“ものごとの本質”をとらえるためには


ものごとと自分を


冷静に客観的に観察する必要があると思います。
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