食・健康・若返りを目指す黒ヒョウ

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サツマイモってこんなに色々あるの?(新品種『クイックスィート』含む)

2011-01-10 13:43:00 | 食と健康

昨年末に、野菜ソムリエのベジフルラボ、『サツマイモ』に参加しました。

関西に住んでいると徳島産の『なると金時』が有名ですが、全国生産高から言うと

鹿児島、茨城、千葉、宮崎、徳島の順です。

今回はあえて、『なると金時』をはずして、それ以外を対象にしました。

 『紅はるか』、『紅あずま』、『紅おとめ、』、『金太郎』、『クイックスイート』の5種です。 

形も色も全く違います。 地方によって形や色・味の好みが違うそうです

  茨城県産

  茨城県産

  珍しい色です。

  九州産

『クイックスイート』は、「電子レンジ対応でも美味しい」と2005年品種登録されました。

 

まず、丸のままをラップして6分茹でた物で実験です。

見た目、色、香、触覚、味を体感します。

 

これは、個人の好みによります。 私はしっとりモッチリ甘い『べニハルカ』が好きです。

次に糖度の計測です。

加熱すると水分が蒸発して糖度計測が不可なので、不足分の水をシリンダーで計って加え、

糖度を測ります。 なんだか小学校の理科の実験以来って感じで、緊張

 

甘さは、加熱によってサツマイモのデンプンが分解され、糊状になって甘くなります。

その分解温度は65℃~70℃が一番甘く、電子レンジの様な急激な加熱は本来の甘みがでません。

調理方法で糖度が大きい順は、茹でる>蒸す>圧力なべ>焼く>電子レンジです。

ちなみに測定糖度理論値(蒸発水分を加えた為)は

生    ベニハルカ:ベニオトメ:金太郎:ベニアズマ:クイックスイート=19:16:14:14:16

茹で  ベニハルカ:ベニオトメ:金太郎:ベニアズマ:クイックスイート=22:14:16:16:20 

 

新品種の『クイックスイート』は、電子レンジで糖度が上がる様に開発されました。

生糖度16 → 茹で 20 → 電子レンジ 38 

とビックリの数値をたたきました

         

なかなか『クイックスイート』の入手は困難なので、このラボ以後は

他のサツマイモをゆっくり茹でる事にしています

イモ類には珍しくビタミンCが多く、ビタミンEも多いので、

抗酸化力が強く、動脈硬化予防や風邪予防にもいいです。

食物繊維は腸の働きを活発にするので、便秘改善にもいいです。

美味しいこの時期、しっかり食べて美肌効果も期待しましょう

 

 



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