心の傷の特効薬が

なかなか見つかりません。

先日知人からの依頼で、
夫婦揃っての古希記念撮影のプロデュースをさせていただきました。

ご主人は７２歳、奥様は７０歳、ご結婚４７年目

ご主人が見立てた色留袖を着ての撮影ということで、
ご要望を事前に打ち合わせを行い、
ヘアーメイク担当とフォトスタジオの手配、
そして、当日は着付けを私が担当しました。

今日その出来上がったお写真を、ご夫妻にお届けして完了でした。

希望どおりの仕上がりに大変満足していただき、
若かりし頃の話をご夫妻でされているのをみると、
つくづく夫婦はいいものだと思いました。

７０歳を迎えた時に夫婦揃って話ができることは
本当に素晴らしいことだとも思いました。

聞くところによると、
ご夫妻はお見合い結婚で、イヤも何も結婚が決まっていたそうです。
４７年という月日を経ての仲の良さは、
なんともいい感じに、お写真に写し出されています。


話は変わって、
昨日、結婚が決まって退会に来られた女性が、

「ヴォーチェに入会前にも、入会後にも、
色々な出会いがあって、すごく悩んだことは、
今回結婚相手との恋愛に活かせたと思う。

その時々に、アドバイスしてもらったことが、
本当の意味で、ようやく理解できた。」とのこと。

本当の意味で理解できたのは、
実際に彼女が行動にうつせたからなのだと思います。

そう話す彼女の顔は、とっても穏やかで自然体でした。
４年前にはじめて彼女が事務所に来られた時からのことを思い返して、
また、結婚４７年目のご夫妻の歴史にふれて、

心の傷の特効薬は見つからなくても、
続けること（結婚活動を続けること・夫婦を続けること）で
傷は癒えたり、かけがえのないものを手に入れることができたりするのだと思いました。