NHKの連続テレビ小説は、
朝の出かける支度中に毎日観ています。
4月からは「なつぞら」がスタートしました。
昭和21年、戦争孤児になった9才の主人公「なっちゃん」が、
お父さんの戦友の実家(北海道)に引き取られてからのお話です。
1話目から、素直な感情や人を思いやる言葉、
世の厳しさの中の教えなど、随所にちりばめられていて、
心に響く場面が多く、せっかくお化粧したのに号泣してしまったことも、、、。
特に第4話が良かったです。
引き取ったなっちゃんを養父母は自分の子供と同じように学校に行かせようとしたが、
なっちゃんは、子供ながらに気を遣って、自分を働かせてくれと訴える。
それを聞いた養父母の父が、「よう言った!明日から酪農を手伝え」と、なって、
早朝から牛の世話をするようになった。
そして、数日後、乳搾りをさせてもらい、
売りに行った街のお菓子屋さんが、アイスクリームを作って食べさせてもらった時に、
養父母の父がなっちゃんに言った名言です。
「それは、おまえが搾った牛乳から生まれたものだ。
よく味わえ。
ちゃんと働けば、ちゃんといつか報われる日が来る。
報われなければ、働き方が悪いか、働かせる者が悪いんだ。
そんなとこはとっとと逃げ出しゃいいんだ。
だが、一番悪いのは、
人が何とかしてくれると思って生きることじゃ。
人は人をアテにする者を助けたりはせん。
逆に自分の力を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれるのだ。
おまえはこの数日、本当によく働いた。
そのアイスクリームは、おまえの力で得たものだ。
おまえなら、大丈夫だ。だから、もう無理に笑うことはない。
謝ることもない。おまえは堂々としてろ。堂々と、ここで生きろ」
このおじいさんのように言える人になりたいです。