もっとうまく「勝ち逃げ」が出来る方法がないか考えてみた。
「倍プッシュ」はどうだろうか。最初、1点を賭けて、負けたらその倍の2点を賭ける。2点で負けたらさらにその倍の4点を賭ける。そうして勝てるまでやり、勝ったらまた1点からやりはじめるのである。
まずは最初のプログラムに手を加えて、プレイヤーがそれぞれの勝負に何点を賭けるか決めれるようにしてみた。
こちらが実行画面。
1回の勝負でいきなり20点を賭けて、40点になり、「勝ち」となった。
ちなみに「次郎長放浪記」の主人公は、細かく賭けて、コツコツと金を増やしていたが、確率論の立場からいえばその方法はおすすめできない。「大数の法則(前述)」により、ベットの回数が多くなれば多くなるほど結果は平均値に近くなり、たとえ単独では期待値の高いギャンブルであってもシリーズ全体の期待値を下げてしまう。
だから宝くじや懸賞応募のようなギャンブルも、1回当たったら止めてしまうのが利口だろう。味をしめてさらにギャンブルを続けるのはやめたほうがいい。
ギャンブルの必勝法は「やらないこと」だ。