TOY VOX

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丁半 13

2020-05-15 04:36:23 |  ダイス

勝率が完全に50%である「丁半」というきわめてシンプルなゲームをつかって、「賭けかた」に焦点をしぼって考えてきた。

これまで「勝ちにげ」も「倍プッシュ」も、数学的には無意味であるということが分かった。

ところで、先に「ゲームの回数が増えると期待値は下がる」というようなことを言ったが、今度はこれについて考えてみよう。

【期待値と控除率】

たとえば丁半で10点をもち、10点を賭けるとする。勝てば20点になって帰ってくる。負ければ0点になる。この場合の期待値を100%と考える。

プレイヤーが勝った場合、胴元に寺を10%を支払わなければならないとする。

勝てば勝ち分10点から10%の1点を引かれ、19点になって帰ってくる。負ければ0点。したがって期待値は95%となるわけだ。

これについて「十分なサンプル採集」をしてみよう。このようなプログラムを組んでみた。



結果はこのようになる。



4000回を4つに分けてやって、それぞれ1051点、823点、196点、196点ずつ負けた。ゲーム自体で勝ち越しても、点数はマイナスになる。

単位を「点」としたが「万円」のほうが分かりやすかっただろうか。

プレイヤー個人に関していえば、やればやるほど損をする。胴元からすれば、人が集まれば集まるほど儲かる。

勝率50%、控除率5%のギャンブルでこれなのだから、日本の競馬場の控除率25%、宝くじの控除率45%なんてなおのこと勝てるわけがない。前者の場合は「馬を養うため」、後者の場合は「夢を買っている」と思ってやったほうが良い。

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丁半 12

2020-05-15 04:12:52 |  ダイス

「倍プッシュ」

プログラムを一部書き直す。

16行目、「 IF FUDA<20 THEN HARU=20-FUDA+1 」をやめて、

「 IF FUDA<20 THEN HARU=(20-FUDA)*2 」とする。




結果画面。



倍プッシュをしても勝率は50%である。

先のプログラムは「倍プッシュ」ではなく、「プラス1プッシュ」だった。

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