ブログをリニューアルしてから、去年のあいたんの手術の事を
少しずつ書いてたけど、気持ちが揺れてたせいかなかまとめられなくて
書き終わるまで時間がかかっちゃった。
で、ずっとアップしそびれてました。
でもあいたんの手術からもう4か月。
今更って感じで迷ったけど、アップしちゃいます。
長いし、真面目な話だから、読むのは興味がある人だけでOKですよ。
*~*~*~*
散々悩んだあいたんの骨形成性エプリスの手術は、100%納得して迎えたものの
終わってみたら、思ってたより口元がえぐれてて、正直・・・かなりショックを受けました。
顎が一部無くなった事で食生活もちょっと変わったし
私は最初、精神的にちょっと・・・。
今思うとちょっと「うつ」っぽかったかも。
今年の冬は大雪で外出が大変だったっていうのもあったけど
冬の間は引きこもってたから。
あいたんの口は、閉じてたら正面から見てもほとんどわからないけど
吠えたり、舌舐めずりをしたりして口を開けると
下の犬歯が1本しかない口元が目に入って
つい最近まで、五寸釘で胸を打たれるようにズキズキしてた・・・。
それでも、抜糸した去年の12月は結構目立ってた口元も
1か月ぐらいで、随分目立たなくなってきて
人間だと親不知を抜いた後、しばらくすると歯茎が隆起してくるけど
やっぱり犬もそうなるのかなって感じでね。
まぁ、見慣れたせいもあるかもしれないけど
それもあって、私の心の傷も少しずつ癒えてきた感じかな。
最初の頃は、ランでおやつをもらう時に口を開けるから
おやつはあげないで欲しい・・・って心の中で思ってたんだけど
いつの間にか、気にならなくなってた。
でも知らない人が見たら、絶対びっくりするから
人前に出るのをちょっとためらってしまうけど・・・。
手術は大成功に終わったとは思っても、手術後は色々考えました。
生後9か月の避妊手術の時に、どうしても気になるなら
ついでにエプリスも切除する事もできるって言われて
あの時切除していたら、今回ここまで大きく切除する事は
なかったのかもしれないとか。
でもあの時は決断できなくてね。
ずっと、『乳歯の頃からあるし、急激に大きくならないなら悪い物ではない』って
言われてたから、そんなに気にしないようにしてたけど
去年の夏、3才の終わりになって病理検査を勧められたら
急に不安が広がってきて・・・
検査をした結果、あいの腫瘍は歯槽骨から発生してた事が判って
やっぱりいずれは手術する運命だったんだろうね。
ただ、最初に歯茎の盛り上がりに気づいた生後3か月ぐらいの時から
ちゃんと大きさを計ってしっかり観察してたら
切除部分ももっと小さくて済んだと思うと、後悔するけど。
切除した部分は、脇の唇を被せて縫ってるから
どうなってるかは見えません。
そのえぐれた部分に食べかすが溜まるから、食後は口を拭くようにしてるけど
最初はなかなかっちゃんと拭かせてくれなくてね。
私も怖くて、触れなかったし・・・
でもしばらくしてやっと少し触れたら
本当に深くえぐれてて、愕然としました。
どうしてこんな事に・・・ってやりきれない思いでいっぱいでした。
手術で顎の骨まで削ったけど、何とか底部は残せたから
かろうじて顎は繋がってるけど
今後は顎に負担をかけないように、ガムやアキレスとかの硬い物は
一切禁止になりました。
テニスボールとか硬いおもちゃも、当分は禁止なんだけど
できればそういう硬いおもちゃでは、ずっと遊ばない方が良いみたい。
人間なら手加減できるけど、わんこはそいういう事できないからね。
そんな事で、インプラントにしないといけなくなるのは不本意だし。
実は手術前に鹿アキレスを買ってたんだけど
手術が終わってから頑張ったご褒美にあげようと思って
あげてなかったのが心残り・・・。
まさかそんな事になるなんて夢にも思ってなかったから、ホントにショックで。
あ、ショックだったのはあいたんの方か。
あいたんに悪い事しちゃった・・・
これからは、おやつは買ったらすぐあげるようにしないとね。
あいの骨形成性エプリスは
手術か、先生は勧めなかったけど放射線治療(12回で1クール)で死ぬほど悩んで苦しんで
どっちも嫌だったけど、消去法で止むを得ず手術を選択したけど
すっかり普通の生活に戻った今、ドッグランで走り回るあいたんを見ると
大事なのは見た目じゃなくて、元気に楽しく生きる事が大切なんだって気づきました。
私は見た目に拘って、なかなか決心できなかったけど
そんな事は重要じゃないんだよね。
手術後あいはどんなにショックを受けるだろうって、手術前に心配してたけど
硬い物を食べられない事以外は、特に困ってないみたいでほっとしてます。
っていうか、ダメって言っても硬い木の枝を勝手に齧ってるから
あいたんは困ってる事はないみたいだし
全然気にしてないみたいだしね。
そんなあいたんに、私が勇気づけられたって思ってます。
手術したあいたんに勇気づけられるなんて、私は飼い主失格だね。
これからは自信を持って、人前にも出ようね。
って思っても、犬歯が1本なくなった写真をアップする勇気はありません・・・
ちょっと衝撃的だしね。
まだしばらく控えておきます。
当初は手術を決断できなくて、相談に行ったかかりつけのクリニックの院長先生が
納得するまでゆっくり話しを聞いてくださってとても心強かったです。
今年の1月にワクチンでクリニックに行った時
院長先生は診察室に入ってくるなり、あいたんを抱きしめてくれました。
相談に行ったきり連絡してなかったから、院長先生はずっと心配しててくれたみたいで。
(すみません・・・)
写真↑はその時のだけど、抱きしめてる写真じゃないよ
そのあとで、爪切りしてもらってる時の写真。
院長先生は、腫瘍は全部取り切って完治した事と
顎の骨まで削っても、口を開けなければ全然目立たなくて
これだけで済んで本当に良かったと
自分の家のわんこの事のように喜んでくれました。
そしてガムとか硬い物がダメになった事がショックだって話したら
『ガムなんて食べなくても生きていけるから』ってあっさり切り捨てられて
何だか・・・張りつめてた糸がプツンと切れたような気がしました。
そうだよね。
美味しいおやつはガムやアキレス以外にも、たくさんあるんだからね。
あいの歯茎の盛り上がりに気づいてから4年間、ずっと胸の奥に燻ってた不安が
手術が終わって完治した今、やっと消えて肩の荷が下りてスッキリしました。
手術のあと、ちょっと病院嫌いになったらしいあいたんだけど・・・
あいたんへ
すごく大変な手術を頑張ってくれてありがとう
ガウガウ犬だけど、でもそんな姿も元気な証拠だよね。
顎の一部と犬歯が1本少ないけど
全部ひっくるめて、そんなあいたんが大好きだよ
あと10年元気に生きる為の決断だからね。
大学病院の先生が『今、手術したらあと10年は元気に生きられる』って言ってたんだから
これからも思いっきり楽しもうね
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あいの骨形成性エプリスの手術にいついては、旧ブログで書いてたので
エプリスで検索してきた人がいたらと思ってリンクしておきます。
旧ブログ 今日もご機嫌?Wan!だFull♪ の
12年10月~12月に書いてるので
バックナンバーやカテゴリーの「骨形成性エプリス」からもまとめて読めます。
12年10月10日 あいの検査手術
11日 4年越しの懸念だった事
13日 薬がわかる4才
15日 すっかり回復
17日 秘密兵器登場!で、レオン君ありがとう
28日 検査結果は良好でした
11月 9日 あいたん大学病院に行く
13日 治療方法の葛藤
16日 時間よ止まれ
23日 あと10年元気に生きる為の選択
24日 1本少ない犬歯は・・・
27日 手術は無事終了!
28日 退院しました
29日 あいたんの長い2日間が終わったよ
30日 食べ物は流動食
12月 2日 マッサージで回復の兆し?
4日 手術から1週間経って
8日 あいたんのごはんを作ろう!
10日 カラーは集熱に注意
14日 完治しました!でももうちょっと・・・
16日 さよならエリザベス