「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

カフェコモンズ・フォトムービー(期間限定)

2005年09月27日 19時29分51秒 | カフェコモンズ建設プロジェクト

簡単ではありますが、カフェコモンズ建設の様子のフォトムービーを製作しました。

カフェコモンズ・フォトムービーはここから☆




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土塗り・最終仕上げ

2005年09月20日 09時19分18秒 | カフェコモンズ建設プロジェクト
9月9日、10日にカフェコモンズの最終土塗りに言ってきました。

現場の様子は着々と完成に向けて作り上げています。
とにかく手作業の多い工程ばかりですが、確実にいいものになっています☆
ストローベイル部分の最終仕上げの土や色についてはお施主さんとも話をしていましたが、そのままの土の色で行きましょう!ということになり、この日のために発酵をさせておいた(臭いっ~!!)土をみんなで塗ってきました!
藁積み・荒塗り・中塗りと工程を進めてきましたが、ようやくここまで辿り着きました~。(感涙)

(ちょっと余談   )
この土塗り作業は一昔前の家つくりでは当たり前に行われてきた工程です。
その作業の中で「荒塗り」の工程はは左官職人がするのではなく、住み手が自分たちで(家族総出で)作業したという話をよく耳にします。
土塗りの作業を見て「懐かしいね~」と立ち止まり、しばらく現場の様子を覗いてくれる高齢者とついつい話が長くなってしまう事も多々ありますが・・・
その時の事を質問すると実に詳しく話をしてくれるのです!

今の住宅業界ではほとんどこういった湿式工法(乾燥を待たないと次の工程に進めない工法)を行う場面は少なくなってきました。
それに変わるのが乾式工法(ビスや固定金具などで固定してすぐに次の作業に移行できる工法)です。

特別な技術を必要とせず、誰がやっても一定の品質が保たれ、しかも早く仕上がる方法が主流になってきました。部材の規格化・量産化、工期短縮でその結果コストダウンに繋がるのですが・・・

その一方、先人たちが長年培ってきた技術を必要とされなくなってしまい、誇るべき伝統技術や気候風土に適した知恵が時間と共に消えていってしまいます。

このことについて、皆様、どう思いますか?

(長~い余談 終)




土塗り作業は順調に進み、午前中にはある程度のメドがつきました。
ゆっくりと昼食を摂り、午後の作業に取り掛かる。
さらに作業は順調に進み、現場の空気も柔らかくなり始める。
15:00には店長が石窯でピザを焼いてくれました!
オープンまでに練習をして窯の「クセ」を理解しなければならないそうです。(難しそ~!)そんな事も関係ない参加者は焼きあがった目の前のピッツァに群がる。
旨かったです!!!
オープンが楽しみ。。。

土塗りが終了し、カウンターの青竹貼りも完成したところを石窯さまの前で記念撮影。


いよいよ10月1日オープンです。

その前に、9月24日はプレオープンイベントを行います。



みなさまお疲れ様でした!
そして、現場の皆様、もう少しお願いします☆






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工事開始~中塗り終了!

2005年09月05日 10時09分12秒 | カフェコモンズ建設プロジェクト
8月1日から大阪・高槻にてカフェコモンズ建設プロジェクト工事がスタートした。解体工事や内装工事等、自分たちで出来るものはなるべく自分たちの力で進めていく現場である。

今回、ストローベイルを使った内装ということで(例:カフェスロー・トゥリーズカフェ等)ストローベイルの搬入手続きや木工事が着々とすすられていた。
8月7日、現場に到着した時、木工事はもう少し残っている状況だったが、8日からストローベイル工事が始まる為、大工さんも急いでくれている様子。
7日は、集合したプロジェクトメンバーに明日からのストローベイル工事の簡単な説明をした後にベイル搬入を予定していた。今回使用するベイルは6月12日に名古屋で行ったストローベイル製作ワークショップでメンバーの手で作られた上質なベイルを使用しました。
16:00頃。駅前の狭い道路をすり抜けながらベイルを乗せた大きなトラックがやってきました。
ひとまずトラックから運び出しながら、一個ずつ5階まで運び上げるのだが・・・
実は、このビル・・・5階建てでエレベーターは2階からスタートしているイレギュラーな奴!
1階から2階までは螺旋階段を上らなければならず、20キロ近い大きなベイルをもってぐるぐる回るのも楽ではなかった。この日の参加者で「足痩せを期待して参加してくれた女性メンバーもいましたが・・・結局、エレベーターを利用させていただきました♪
こうして、現場にベイルが無事運び込まれました。



また、初日にはメンバーであるログハウスビルダーのお二人も参加していただき、しかも、明日からの工事に大工工事のお手伝いをしていただける(涙!!)とのことで、少々遅れ気味の木工事のめどがつきました。(ありがとうございます!)
このように多くの方の協力の下、8日、9日とベイル積み工事を行いまた。
今回はカフェの内装ということでストローベイルベンチ・カウンターとして不特定多数のお客さんが座るので、人荷重に対する耐久性も考慮しなければならない事や、ベイル積み工事としては住宅のような「藁壁」部分はほとんど無いので、ストローベイルハウスの建設とは固定する材料や方法など、少々様子が違う部分もありますが、基本的な積み方、考え方は同じです。

(注:ということで、今回の参加者の皆様!これがだけがトローベイルハウスとは思わないでくださいね~♪)

10日、11日は土土塗り工事。

ストローベイル工事は毎回毎回予期せぬ出来事がてんこ盛り!
寸法がそろった規格品でない材料を扱うために本当にさまざまな課題が次から次へ・・・
問題が発生するたびにその場にいるみんなで考えながら現場は進んでいく。
毎回そうではあるが、結局、何とかなってしまうのも手作りならではの醍醐味でしょう。
また、土と言っても様々。地域によって全く性質の異なる土が現場に運びこまれるため、そのつどそのつど知識や知恵を持ち寄って完成させるためにひたすら汗を流すのだ!
土・水・藁の絶妙な配合には苦労します。

今回もやはり土塗りは大人気!






各地から本当にいろいろな方が集まり、休憩の時にはいろんなジャンルの話が聞けます。
健康・環境・仕事、生き方・社会問題・・・などなど。
でも、不思議と初対面なのに皆さんはすぐに打ち解けあい、雰囲気の良い現場になります。
こういった現場がきっかけで人の繋がりが広がっていく事もストローベイルプロジェクトの重要な目的のひとつです。



この工事に参加して労働力を提供するにあたり、「無償ではだめなんです!」
と、お施主である日本スローワーク協会さん。
今回の工事に参加していただいた方へは時間に応じて地域通貨orカフェコモンズの割引券のどちらかを選ぶ事が出来、いただけるのです。

そこで、参加者同士で話し合った結果、「完成したらみんなでこの店に集まりましょう!!」ということで割引券を選択して、参加者同窓会を予定しています。
自分たちが参加して完成した場所で一緒に汗を流した仲間と再会し、建設時の苦労話をしながら、石釜で焼いたピザやお酒を飲みながらゆっくりとした時間を過ごすって・・・一言では言い切れない価値があるような気がします。




多くの参加者の手で塗りこめられた土の凹凸や曲線には思い出や物語がぎっしりと詰め込まれています!

残すところは9月8日の最終仕上げ塗り工事。

プロジェクトメンバーへの募集はすでに開始しています。
人数制限がありますが、空席があればこちらでも募集いたしますので、お楽しみに☆



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気持ちをこめる。

2005年08月18日 02時04分52秒 | カフェコモンズ建設プロジェクト

実はこの大阪でのプロジェクトの前に神戸のプロジェクトも行ってきたのだが、
その時の筋肉痛が今日になってピークを迎えた。
いかに毎日堕落した生活を送っているのかが痛いほどわかる瞬間だ。

全身筋肉痛です。

それで、さらに追い討ちで先日のベイル搬入。
そうそう・・・神戸に行く前には名古屋で搬出作業のためベイルをトラックに積んだっけ・・・。
いろいろな作業の筋肉痛が幾重に共鳴しているのか?
しんどいぞ・・・
そんなことは言っていられず、続々とこのプロジェクトのために遠方からの参加者が集合する。一番楽しみな瞬間です。

今回のカフェ建設は、単なる建設ではない。
不登校・引きこもりの若者の脱出・就労支援を行っているNPO法人ニュースタート事務局関西の活動を通して結成された日本スロー・ワーク協会(詳しくはここ)が施主であるカフェ建設事業。
共に場所を作るお手伝いをさせていただいているのだ。
今までのストローベイルプロジェクトを通して体験してきたことでもあるが、決まったものをただひたすらこなすのではなく、その場にいる全員で考えながら作り上げていくプロセスが、製作者同士の信頼関係を築き上げていく。そして、完成後の達成感が共有でき、遠く離れていても心は繋がっていける気がする。
従来のミリ単位の制度で狙いながら作り上げられていくモノとは違い、その場に関わる人の気持ちひとつで完成度が変わる。!



土塗り作業の時、僕は必ず手で塗りこむことにしている。
泥の固さ、冷たさ、重さを感じながら全体重をかけながらゆっくり滑らすように塗りこんでいく。
大げさに言うと「魂を摺りこむ」感じである。

少々形がいびつでも、線が曲がっていてもそのひずみにはストーリーが隠れていて、形として残っていく。
いつの日か、その歪みを見て建設現場でのみんなの顔を思い出すことが出来るのでしょう・・・
そして今回、このカフェ建設に関わる方たちとひとつ約束をしました。

「完成後、みんなでここで会いましょう」と。

次回は8月25日に土塗り第2回目の作業があります。楽しみ~♪
(プロジェクトメンバー内で参加希望者受付中!)

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やっぱり面白い!

2005年08月16日 00時12分43秒 | カフェコモンズ建設プロジェクト

今回のプロジェクトで使用するストローベイルは以前行ったワークショップで製作したベイルです。

非常に密度が高く、比較的使用しやすいベイルです。
おかげさまで7日の搬入は一苦労でした・・・
現場は5階建てのビルの最上階。
しかし、エレベーターは2回からスタート!?
しかも2階まで螺旋階段のみ。
本当に苦労しました。
大阪の町の中で藁ブロックが運び込まれる姿に、近くの工事現場のお兄ちゃんが「牛でも買うんか~?」

いやいや・・・これはストローベイルといって・・・・と立ち話。
へぇ~名古屋は味噌カツと万博と、ひつまぶしと藁か~?と言いながら
ほな、がんばってなぁ~と関西ならではの挨拶。
初日は運び込みと明日から始まる工事の簡単な説明。

しかし!木工事が少々遅れ気味。
幸いにも搬入からお手伝いをしていただいたプロジェクトメンバーであるログハウスビルダー(こう言うと照れくさそうに笑いますが・・・)が木工事の応援。
本当に感謝しております!!

この藁工事。毎回毎回予想も出来ない事がおこるんです。
納まらない!とか高さが!とか。
でも、何とかなるのがストローベイル。
その場にいるみんなで試行錯誤。
今回もきっと簡単には行かないのだろう・・・と腹をくくる。
現場が始まれば判断・決断の連続。

現場ではひたすら汗が出る。。。
やばいくらい汗が出る。
某番組では汗をかいても水だけではだめ!と言っていたので塩分もしっかり補給。
いったいどれだけ汗が出ればいいのだろー?と思いながら何も出来ず、ただ、タオルを首に巻きつけるのだ。


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