「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

来年もユニセフパークプロジェクトが始まります。

2006年12月27日 18時02分08秒 | ユニセフパークプロジェクト


2007年3月に予定されているプロジェクトの調査のために12月22日~24日、神戸へ行って参りました。現場は開園に向けての準備が進められている「国営明石海峡公園 神戸地区」ですが、この辺りはかつて里山として親しまれていた場所です。
今では背の高い植物が伸び放題。管理の出来なくなった棚田や畑と作業小屋が朽ちながら残っている場所です。

この公園内を歩き回りながら調査をしていましたが、肌寒いものの、空気がおいしく自然がたっぷりと残るとても気持ちのよい場所です。
(季節によっては熊・スズメバチ・マムシにに要注意!)

■2007年度 ユニセフパークプロジェクト
2005年からストローベイルプロジェクトが協力しているプロジェクトの一つに
ユニセフパークプロジェクト(以下UPP)というものがあります。

ユニセフパークプロジェクトとは・・・(上記リンクより一部抜粋)
「ユニセフパークプロジェクトは、「子どもたちの子どもたちによる子どもたちのための公園づくり」を目指していて、世界中の子どもの権利を守る活動をしている「ユニセフ」と国内の公園づくりを行う「国土交通省」が協力して進めているプロジェクトです。プロジェクトでは、子どもたちが公園づくりを通じて、「世界とのふれあい」「自然とのふれあい」「人とのふれあい」を実現し、地球市民としての意識を育むことをねらいとしています・・・続く」

国営明石海峡公園 神戸地区の開園に向けて準備がされている敷地内で大量に生育している雑草の有効利用(植物資源の有効利用)を念頭に提案しているプロジェクトである一方、開園までの間にテスト・建設・実験・調査を行いながら各環境・地域におけるストローベイルハウス建設の可能性を探るプロジェクトの一つという一面もあります。
2005年ではストローベイルを使用しましたが、2007年は公園内の植物を使用します。

■ストローベイル作り
来る2007年2月11日~12日に「国営明石海峡公園 神戸地区」内でベイル作りを行います。ここで製作したストローベイルを3月ごろに行われるユニセフパークプロジェクトのプログラムで使用します。今回は「藁」ではなく公園で維持管理のために刈り取られた植物を使用します。

(※ストローベイルプロジェクトメンバー内で先行募集中。定員に空きがありましたら後日一般募集を行います。)

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日時:2007年2月11日~12日
場所:兵庫県神戸市北区
以下詳細は決まり次第お知らせします。
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明日から神戸

2006年12月22日 02時11分55秒 | ユニセフパークプロジェクト
名古屋も寒くなってきました。。。明日から神戸にてあるプロジェクトの打ち合わせへ向かいます。
2010年に神戸で開園する国定公園内で行うプロジェクト。

その打ち合わせを終えたら「キャンドルナイト」のイベントに参加。
電力に頼って生活している現在について少しだけ考えるイベントです。
オール電化。。。もう、そ~ゆ~う時代じゃないでしょ???


去年建設した「里人」のストローベイルハウスセルフビルドワークショップで出会った方たちとそのイベントで再会できるのでしょうか!?楽しみです!

名古屋に戻ったらすぐに住宅の打ち合わせで栃木へ。


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ストローベイルプロジェクト 勉強会を終えて。

2006年12月13日 12時37分09秒 | ワークショップ
12月9日~10日。先日ご案内したワークショップの報告です。
いい天気が続いていたので当日もそのまま晴れるだろうと思われた。
ストローベイルに関係するほとんどのイベント・作業・ワークショップを行う時はとにかく雨が多い。
なぜだろう?
9日も当然のように雨。仲間からは「雨男」と罵られるが・・・それがナニか?

AM10時に近づくと各地から参加者が集まりはじめる。今回はアメリカ合衆国・沖縄県・東京都・長野県・千葉県・大阪府・三重県・愛知県から合計18名が集まる。ゲストであるトム・ランダーさん、サトミ・ランダーさん(ランダ―ランド/LanderLand)はアメリカでストローベイルビルダーとして活躍されている方で、サトミさんは「The Last Straw Journal」のプロダクション担当でもある。この「The Last Straw Journal」にはストローベイルに関する情報がたくさん詰め込まれています。(バックナンバーも購入可能。緊急で取り寄せたい方は直接注文してください。送料を節約したい方は「ストローベイルプロジェクト」で共同購入も可能です。)

トムさんとサトミさんが現場に到着し、参加者も集合したので挨拶→自己紹介→ベイルが出来るまでの一連の説明、ベイラーの説明を終えると実際にベイル作りを体験する。雨だったがテントの下でストローベイル作りのデモンストレーションを始める。雨の日のように高湿度という条件でベイラーを動かすと、スムーズにベイルが出来ないことが多い。

案の定、この日もエラーばかりで思う様にベイルは出来なかったが、どのようにベイルが出来るのかがよく分かっていただけたと思います。

トムさん・サトミさんもベイル作りは初めてとの事。実際に出来たベイルを見てトムさんも「いいベイルだね」と言ってくれたことで大島の心配事が一つ解決した。
アメリカではストローベイルといっても藁の質・状態によっていくつか種類かあるのだと話してくれた。
ベイル作りの後にカスタムベイルの造り方をトムさんが実演。とてもとても・・・参考になりました!。

そのまま作業場でストローベイルの質問会になる。参加者からの質問にサトミさんと答えることになった。(一部取材もあり)
12:00に作業場を離れプレゼンテーションの会場へ移動。会場はベイル作りの現場から徒歩で移動できる場所。
池がある広大な敷地に立つ古い家屋の一棟をご厚意により自由に使わせていただけることになりました。(感謝)。

トムさんも興味津々の様子。見る視点がさすがビルダー!という感じです。
長~い廊下でいくつかの棟が繋がっている造りになっている。
スタッフが朝から準備してくれていた昼食を食べた後に、トムさんとサトミさんによるプレゼンテーションを開始。

2時間以上あるプレゼンテーションでしたが、参加者はスクリーンとサトミさんの説明に釘付け。スライドによっては質問が飛び交い、内容の濃い有意義なプレゼンテーションとなりました。ここで第二部は終了。
宿泊する参加者と近くの銭湯へ移動する。
会場へ戻ると夕食の準備は整っていた。参加者に持ってきていただいたお菓子や自慢の地酒をたしなみ・・・長~い夜が始まりました。
食事がひと段落し、参加者の一人であるUKOさんによるストローベイルハウスのスライドショーをスクリーンで楽しみ・・・夜は更けていきました・・・。

10日。昨日の雨が嘘のように晴天。朝食を済ませ、庭の草抜きをする。
じつは・・・今回の会場をお借りするにあたって御礼の気持ちで「庭の草抜き」をすることにしていた。
大勢で草抜きを開始。約1時間程だったが、気持ちのよい空の下で気持ちがよく草抜き作業が出来た。
作業終了後には縁側でお茶をいただく。

天気もいいことだし、人もいっぱいいることだし。
昨日練習した事を生かして今日はベイル作り!!

今年から借りる事が出来たビニールハウスのある場所にベイラーを移動し、さらに効率よくベイル作りが出来る場所へと変貌を遂げた。
藁の乾燥・ベイル作り・ベイル保管が一箇所で出来ることになった。
天気の違いもあってこの日はスムーズにベイルを作ることが出来た。
2時間ほどベイル作りを実際に行った後にどの様にしたらもっと安全でスムーズに作業が可能か?を参加者同士で試行錯誤する。そしてナイスアイディアが飛び出し、次回のベイル作りが楽しみになった。(皆さんありがとうございます!)

約70個のベイルを作り終わり達成感にあふれるひと時。
前日にはストローベイルのプレゼンテーション・スライド・経験者からの話を聞き、今日実際にベイル作りを行いどんな気持ちになったでしょう?
その柔らかい藁の感触をじっくり確かめるように自分たちで作ったストローベイルの山に寝そべったり座ったり・・・。
すべての作業は終わり、農家さんが準備してくれた赤米のおしるこで体を温めて一休み。(いつも本当にありがとうございます)
休憩場所には農家さんが作った正月飾りにトムさんサトミさんが敏感に反応。
そして長いようで短かった一泊二日のストローベイルワークショップは無事終了。皆様、本当にお疲れ様でした。

最後に、前日から一緒に準備をしてくれた杉浦香織さん、金田とよみさんありがとうございました!



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『STYLE』4th - Social Venture Competition 報告

2006年12月05日 01時34分11秒 | メディア
報告が少し遅れましたが、9月26日にNPO法人ETIC.のソーシャルベンチャーコンペティション
「STYLE]のプレイベントにプレイヤーとして参加してきました。
そのレポートがUPされました。

詳しくはEITCのHPで



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ストローベイルハウスでの一夜。

2006年12月01日 20時19分57秒 | 京都・美山町「藁の家」
11月28日 夜。生まれて初めての素敵な体験をすることが出来た・・・。

ストローベイルハウスで眠る。

そんな貴重な体験をすることが出来たのは2004年10月に完成した京都・美山町のスローベイルハウスだ。


建設中は現場の設計管理で通った場所。
何度も足を運ぶ毎に好きになっていった場所。
美山の夏は雨が多くて蒸し暑い。空は青々として山は力強い緑色。澄んだ空気が美味しい。
朝晩はひんやりとした空気が心地よく。縁側でのんびりとホタルを目で追いかけた。ワークショップで一緒に汗を流した仲間との共同生活も楽しかった。

家が完成し、現場に通うことがなくなっても心のどこかにお施主さんの顔と美山の心地よさがずーっと残っていて、ついつい美山へ行きたくなってしまうのだろう・・・
今回はストローベイルハウスの調査の為だったが、このプロジェクトも春から予定しつつも、なかなかスケジュールが合わず遅れ遅れになってしまっていた。
そしてようやく美山へ♪
今の美山の様子は秋の紅葉も終盤でほとんどの木は葉を落とし、冬が来るのを待っているようだった。

建設時に出会った懐かしい面々とも再会出来てうれしかった。

卒業研究調査のためにスケジュールをあわせて美山に来ていた学生さんに質問攻めに会う。その質問のおかげであらゆる記憶が鮮明になってきた
完成して2年経つが、お施主さんと現場期間中にそれぞれが考えていたことを思い出しながら、笑いながら話をする事が出来た。
建設中は確かに大変ではあったけれど、こうして時間が過ぎていくと辛いことよりも楽しいことばかりを思い出してしまうのはなぜだろう。
今回は一泊させていただくので時間を気にすることなく、いろんな話をすることが出来、いろんな話聞くことが出来た。
夜になるとさすがに冷えてくるが、薪ストーブに火を入れるだけで家中が暖かくなる。

いつもは子供部屋であるロフトをお借りして眠ることに。
気持ちよい室内は静寂に包まれている。
気がつかないうちにすーっと眠ってしまったようだ・・・
朝、目が覚めたときも暖かく、全く寒さが感じられない。
結局次の日の朝までに使用した薪は6本程度。
電気エネルギーを使うことなく暖かく快適に過ごせた。
心も体も暖かい。

完成して2年目の今、お施主さんと一緒の時間が過ごせていることに対する感謝の気持ちが溢れる訪問となった。


美山町の現場の様子(記事ダイジェスト版)はこちらへ


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