ワークショップも終わり、その最終日。お施主さんの知り合いのペンション（そこの娘さんもメインで作業していただきました。感謝！！）で「お疲れ会」の席をもうけてくれました。藁積みを手伝って頂いた近所の方々、施主さんのお友達、大工さん、左官職人さんが出席。現場以外でこうして集まる事も従来の建築では珍しい事です。ペンション自慢の食事もおいしく、共に汗を流した方や迷惑をかけてしまった大工さん、お施主さんたちとおいしいお酒が飲めました。この仕事をしていて、この瞬間ほど楽しい時間はありません。現場では言えなかった大工さんのホンネ。左官職人さんのホンネ。手伝ってくれた方のホンネ。僕たちスタッフのホンネ。お施主さんのホンネ。そうしたぶっちゃけトークの時間もあり、さらには左官職人さんの土壁への想いやワークショップの意義について・・・などなど、熱いトークもありながら、皆さんほろ酔い状態。今までの疲れが吹き飛ぶくらい楽しく過ごすことができ、心が打ち解け合う心地よい時間でした。帰り間際に大工さんが僕のそばに座り「いい現場だ」と一言。それからしばらくして「何処からきたのかわからない参加者と現場で一緒に作業して、仲良くなり、こうして酒が飲めるなんて、こんなに楽しい事はない！40年間大工を続けて本当に良かった・・・と目に涙を浮かべているのがとても印象的でした。結局、その大工さん(写真）は次の日は早朝から仕事なのに、そのペンションに泊まることにしました。またあの大工さんに会いたいなぁ～
