「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

写真と手紙。

2006年08月07日 23時00分50秒 | 和歌山大学プロジェクト
先週末、一通の封筒が届いた。和歌山大学の学生からだった。中には竣工式の時に撮影した写真とお礼の手紙が入っていた。是非とも学生さんたちの満足気な顔を見たかったが、仕事で竣工式に参加することが出来なかった。写真の後ろには立派な建物が出来ている。何よりも嬉しそうに飛び上がっている写真を見た瞬間、僕も嬉しくなってしまった。

皆様、お疲れ様でした!



そういえば・・・「卒論がやばい!」ってみんな言っていたけど、どうなった?



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和歌山での出会い。

2006年07月18日 17時49分20秒 | 和歌山大学プロジェクト
7月17日、午前6時に名古屋を出発し、11時前に和歌山大学の現場に到着した。
今回のストローベイル工事の指導は去年の11月に行われたスローデザイン研究会の「ソウル・エコプロダクツフェア」でプロジェクトに参加したかねごんが行い、大島はそのサポートで同行する。その「かねごん」と途中のサービスエリアで合流し、現場へ向かう。
和歌山大学へ到着すると、広いグラウンドの片隅で建設中の倉庫が見えてきた。
工事を進めるメンバーたちのチームワークも非常に良く、現場の雰囲気が良い。一丸となって進めている空気がしっかりと伝わって来る。
事前の情報では木工事のほとんどが学生たちによるものと聞いていたが、実際に見てみると思った以上にしっかりと組み上げられていることに驚いた。解体された小学校の木材を譲り受けて今回のプロジェクトで利有効利用されるのだ。
現場の奥には先日名古屋で製作したストローベイルが積まれていた。
ベイルを積む前に基礎の通気口、筋交い設置のタイミング、その他必要な竹串・藁縄の材料作りをしてから昼食。ベイルを輪にしてベンチを作りしっかりと腹ごしらえ。
昼食後からベイルを積む作業を始めた。
一方では木工事も同時で進める。間柱を入れるためにカケヤ(大きな木づち)を振り回したり、ベイルの形を整える為に体重をかけて思いっきり踏みつけたり、高い壁に上って作業する女子大生の姿をみて一安心した。「頼もしい・・・」

途中で雨が降りベイル積み工事が中断してしまったが、雨養生をしてから工事再開。

一日で積んでしまえるのかな・・・。と思っていたが、今回は初めての積み方の為、ちょいと時間がかかってしまた。
それでも半分のストローベイルを積み上げ、表面処理・土の配合・塗り方・ベイルの分割方法などを全て伝授して、かねごんと大島は現場を離れた。


この現場で左官職人 原健一氏と出会う。
ストローベイルのことはINAX出版のこの本で知っているようでした。いつの間にかかねごんはこの左官職人さんの携帯番号を聞き出していた。「どうしても見てみたい壁のサンプルがある!」ということで現場を離れた後お邪魔することにした。案内された仕事場に入って真っ先に目に入ったのは、黒く反射する漆喰の壁。こんなのは見たことがない!というくらいツルツルピカピカ☆
凄いの一言です。

そして2階へあがるとさらに数百のサンプルがおかれていた。サンプルの裏には土の配合がちゃんとメモされていて、再現できるという。プロです。
ため息と「凄い・・・」の言葉しか出てきませんでしたが、是非再度お会いしたいと思います。

和歌山大のメンバーと左官職人さんのすばらしい出会いに感謝!

メンバーの皆さん、怪我のないように頑張っていい物を作ってくださいね!

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ベイル積み・・・

2006年07月17日 02時12分36秒 | 和歌山大学プロジェクト

ベイル積み指導のサポートの為、和歌山大学へ行くことになりました。

せっかくなのでその他の打ち合わせも兼ねて1泊2日で関西へ行ってきます。


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和歌山大学プロジェクト

2006年07月16日 08時54分51秒 | 和歌山大学プロジェクト
和歌山大学の敷地内に体操用のマットを収納する小屋の建設が学生たちの手によって進められている。
その南面の全てをを通気の良いストローベイル+土を使って壁を作るプロジェクト。
約一年前にスローデザイン研究会の大岩剛一氏と会うなどをして準備を始め、いよいよ8月17日にストローベイル積みをすることとなった。
約3週間前からこのプロジェクトを進めている和歌山大学のプロジェクトグループ「猿風」
のメンバーとストローベイルに関する打ち合わせを行ってきた。
ストローベイルとなる藁は大学の近くの農家さんから譲り受け、手作業でストローベイルを製作してきたという。

7月15日(土)・晴天(36℃)
「猿風」メンバーの4名が午前5時に和歌山を出発し名古屋に10時到着。
早めの昼食の後ストローベイル製作を開始。
今回のプロジェクトで必要なベイル個数は108個。
この日だけで108個を製作し、レンタルしたトラックを運転して自分たちで運搬する。

手作業でストローベイルを1個作るのには間がかかったという。
そんな苦労を知っているメンバーの1人が名古屋へ向かう車中から不安げな質問を・・・
「今日・私たちはどんな作業をすることになるのでしょう・・・先に話を聞かせてもらえると気が楽になるのですが・・・。」
一日で108個のストローベイルを作ることがどういうことなのか、想像も出来ないのでしょう。

現場に到着し、早速ベイル作りを開始。
天気が良いおかげでベイラーの調子も良く、ほとんどエラーがない状態で稼動できた。
また、メンバーの女性陣も非常にタフだ。
夏日の作業なので熱中症に充分注意しながらの作業となる。
15分おきに休憩するが、それでも順調に作業は進む。
毎度お世話になっている農家さん(杉浦さん)が今日の為にスイカを冷やしておいてくれた。冷たくて甘いスイカは食べると何故か元気が出る。
準備しておいた藁がなくなりかけた頃にレンタカーを運転する残り2名の学生が到着。
和歌山の藁&手作りベイルを運んできた。
そのベイルは繊維方向が綺麗に揃えられていて、手作業ならではの美しさだった。
しかし、建築用のストローベイルとして6段積むには密度が基準に及ばず、惜しくもベイラーによって再梱包することになった。
(可能ならば使用したいのだが、建設後の耐久性を考えて断念しました。)
結局96個のベイルを作り、不足分はストックしておいたベイルを充てる。
合計108個のベイルを詰め込み5時間かけて和歌山へ戻っていった。
深夜には無事到着したようです。

若さを感じた1日でした・・・。




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