「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

柿渋とべんがら

2006年04月05日 11時21分28秒 | 「藁文の家」建設プロジェクト
4月5日。天気:雨のち晴れ。
今日はいよいよ木材の搬入。大量の木材が運ばれてきた。
今回は国産材にこだわり材料を選定した。
~現場には木のいい香りが漂う~
雨の中、搬入は終わり、午後から土台などの木部に防虫・防腐対策の塗装を施す。
こんな書き方をするとケミカルな感じがするが、使用するのは柿渋とべんがら。
柿渋は岐阜県で昔から柿渋を作り続けている方の物を分けていただいた。
べんがらはお取り寄せ。
べんがらと聞くと真っ赤なイメージだが、茶色や黒などいろいろある。
今回は茶色を混ぜて塗装する。

大工さんと僕でひたすら塗ります。

仕上げで見えてこない部分にはたっぷりと塗って、仕上げで見えてくる部分はウエスで拭き取り、木目を見せます。(写真はたっぷり塗ってます)

このまま乾燥。

明日も残りの材料を塗装してきます。






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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さこちゃん)
2006-04-12 05:14:32
ベンガラって色を付けるもんですか?
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そうですよー (おおしまひでと)
2006-04-12 20:32:55
今回は柿渋と混ぜて防虫、防腐のために塗りました。



通常、木部に白蟻駆除剤を塗るのですが、それを一切使用しないで柿渋+弁柄を塗りました。

昔はこうしていたそうです。

外部にも塗装します。

塗り方もいろいろ。

1回ぬり、2回塗り、1回塗り+拭き取りなどなど。

靴下に色が付くので、床に塗る時はべんがらを混ぜないほうが良いかも。

もし、べんがらを混ぜた柿渋塗る場合はワックスなどでべんがらがこすれないようにすると良いです。



注意:柿渋を塗った部分に太陽光が当たると色が濃くなってきます。また、釘などの鉄部分に柿渋が付くと黒くなります。それもかっこいいのですが・・・。

昔の番傘には柿渋が何層にも塗ってあるのです。
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Unknown (迫谷)
2006-04-13 10:38:02
なるほど~私も机など作る時は柿渋を使っています。色を付ける時に柿渋の前に柿渋色人とやらを塗ってました。釘に柿渋もいいですね。やってみよう。革にも柿渋塗ってみようかな。
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柿渋は蛋白質を凝集させるので、ウイルス対策になります (東和産業)
2009-10-18 19:40:50
柿渋に、弊社のホルムキラーを入れて実験したりして、京都産業大学の鳥インフルエンザ研究所に依頼しました。
二価鉄触媒は、RNAのリボ核酸のリン酸結合を切断してウイルスを不活化出来ます。触媒その物は、変化しませんから、効果が持続します。柿渋は、タンパク質を凝集出来るので、ウイルスを不活化出来ます。これから、柿渋は、ウイルス対策商品として、着目されます。
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