「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

『STYLE』4th - Social Venture Competition

2006年09月25日 21時08分54秒 | ひとりごと
9月26日にNPO法人ETIC.のソーシャルベンチャーコンペティション「STYLE]のプレイベントにプレイヤーとして参加してきます。
詳しくはETIC.のHPにて。
STYLE2004でお世話になったメンターの方々や、厳しい質問をぶつけていただいた方々との再会がとても楽しみです。

が・・・しかし・・・時間が過ぎるのは本当に早いものだ・・・。

アレから2年。僕は何をやっていたのだろうか?と考えた。
この2年の間に、応援してくれる多くの仲間が増えた。
忙しいにもかかわらず一緒に時間を割いてくれる仲間も増えた。
こんな不甲斐無い僕を応援してくれる方たちの心に支えられている事を実感しています。

今は、その「感謝」の気持ちがこの活動のエネルギーとなっています!
この2年で経験してきたあらゆることを皆さんの前でお話をしてきます。







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新藁 搬入しました。

2006年09月11日 01時32分08秒 | ひとりごと
土曜日の夜、農家さんから電話がかかってきた・・・「明日、藁の買い付けにいくよ!」。今週の日曜日は偶然にもいくつもの予定が重なってしまった日で、結局、平日に処理しきれないまま蓄積されてた雑用がてんこもりの「仕事」という選択肢を選んだ。

はずだった。

しかし、お天気は僕の勝手な都合に合わせてくれる訳が無い。日曜日の作業を逃せば雨が降り、せっかく乾燥した藁も濡れてしまう・・・そうするとまた乾燥するのに時間がかかるだけ。
藁の乾燥作業の苦労も今年で3回目。乾いた藁を濡らす事程もったいない事は無い。
毎年の試行錯誤と心強い協力者のおかげで作業の効率は上がり、設備も整い始めてきている。そんな方々の温かい協力を無駄にしてはいけない。「仕事は自分で何とかしろ!」と自分自身に言い聞かせ朝からつなぎを着て現地へ向かう。

田んぼに着くと日差しが強く夏が戻ってきてしまったような蒸し暑さ。
それでもPCに向かってマウスをクリックしているよりもよっぽど気持ちが良い。
今回は蒲郡という場所の棚田に「はさがけ」で乾燥した藁3反分を分けていただけることになった。長年の経験と勘で雨が降るぎりぎりのタイミングで脱穀をするのだが、それが今日(日曜日)ということです。
その脱穀した稲藁を今日積み込む。

今回、藁を積み上げるプロが一緒にお手伝いをしてくれることになった。
その方の本職は「酪農家」。1台になるべくたくさんの藁を積み込む技術は、見ていて感心してしまった。
見る見る山盛りになり、トラックの運転席を超え、ありえないくらいの高さまで積み上げられた。しかし、僕のような素人ではとてもここまで積み上げるなんて不可能。何とか積み上げたとしてもトラックが動くと荷崩れしてしまいそうなほど不安定になるのだが、プロの積み方は違う。少々荒い運転でも藁の山はびくともしない。この状態のトラックが2台連なってベイル製作場まで移動。

今年から写真のビニールハウスを借りることができる。
このハウスも地元の農家さんのコネで何とか借りる事ができました。
きっと僕だけでどんなにがんばって交渉しても借りることは不可能だったでしょう。

この場所があれば雨の日でもベイルつくりが可能になり、時間を無駄にしなくても良くなる。ありがたや。。。

ひとまず3反の藁の搬入は完了。

今年はどれだけの藁が集まるのでしょうね。
このブログを見てくれている方で、愛知県高浜市近郊で無農薬・減農薬でお米を作っている方、はさがけ等で乾燥した藁を買います。
また、ストローベイルが今年必要な方、今ならまだ農家さんに藁をお願いすることができます。稲刈りが終わるとまた来年まで待っていただく事になります。


いよいよ藁仕事のシーズンです。ストローベイル製作のワークショップも再開します!



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愛知子ども芸術大学 準備~解体まで

2006年09月02日 12時56分37秒 | 愛知子ども芸術大学プロジェクト
このプロジェクトは7月からスタートしていました。子供向けのプロジェクトだからこそ設営段階での安全性確保や材料の質については特に注意が必要。設営するものに関しても現地調査・設計図面の作成・見積もり・工程の検討・使用する材料・コスト・使用後の処分の方法などを検討し、限られた時間内で子供たちにとって可能な施工方法の検討・敷地の現状復帰を踏まえた固定方法と安全性を天秤にかけながら時間をかけて検討を進めてきた。このプログラムの趣旨は「土に返還す」ということがどういうことなのか?を考えるきっかけになればいいなと思いながら、楽しくモノつくりをたのしむ。(と僕は考えていました。)

■7月7日、主催者と現地確認

■7月20日、雨の中、スタッフと現地調査・測量・位置決め。
子供たちが完成したベンチに座っても揺れたり傾いたりしないように水平面の設置を決定。ポイントごとの高低差をチェック。

■8月5日。ベイル作り
■8月11日8時。京都のスタッフも前日に現地入りし、資材準備を始める。
土の搬入

鉄筋の切断

資材の調達

すべての資材を現場に搬入終了後、早速水平面の設営を明日の開始時間までに完成させなければならない。
■8月12日10時。長野・栃木のスタッフと合流。
水平面の設営も間に合い、プログラムが始まる。
たくさんの子供たちが集まり始めた。

子供たちを3つのチームに分けて作業を進める
大まかなな形を整えるのに必要な「藁だんご」つくり。

扱いやすくする為に土と水を混ぜて足でこねる作業。

ストローベイルを積み上げる。

竹串で固定。

この日は気温も高く、日差しも強かったので15分おきに休憩をとることにした。

スタッフの皆様の的確な指導の下、子供たちと順調に作業をすすめ、午前中に藁積み作業は完了。

お昼の休憩後、早速土塗りを開始。子供たちは泥を目の前にして「服が汚れないように・・・」とか「手が汚くなる・・・」とかいいながら恐る恐る土塗りをし始めた。

結局この日、急な夕立と雷の為、作業を早々に切り上げて子供たちを帰宅させました。次回の29日の作業でベンチを完成させなければならないが、途中で終わってしまったので、天気のよい平日にスタッフたちで修正作業を行った。

■8月19日晴れ。
この日は土塗り&飾りつけ作業の日。
手形や森に落ちているマツボックリ・草花・枝などを集めてきてベンチの装飾を開始。子供たちの予想外な飾り付けには僕たちスタッフも驚き、感動していた。

ベンチの裏側には子供たちの溢れ出る(暴走する)感性で施された装飾。
表側は控えめに・・・。



子供たちが帰り、スタッフはおかたづけ。




スタッフの皆様、お疲れ様でした。


■8月28日ベンチ解体当日。
できるものなら残しておきたいところだが、やむを得ず撤去。
しっかりと固まった土は非常に強固で解体するにも一苦労でした。
今までストローベイルで作る活動をしてきましたが、壊すのは始めての経験。
ストローベイル+土でどのくらいの強度が出るものなのか体で感じようと思い、体当たりしてもストローベイルは倒れませんでした。
翌日、右肩に大きなあざが・・・。



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