5月24日、基礎立ち上り+犬走コンクリートの打設置。今までのストローベイルハウスは基礎が二重になっていましたが、今回は実験的に通常基礎で設計しています。5月27日、型枠を外して基礎が完成!6月5日、ベイル構造材への柿渋塗り。6月6日、下小屋設置。6月7日、地棟丸太を市場へお買い物。一年前はこんな毎日を過ごしていたのですね~。 from Photomemo/hideto
4月17日。関係者が集まって地鎮祭を行いました。敷地には石ころを並べておおよその配置や間取りを書いて関係者にイメージし易いようにしておきました。4月22日、使用する間伐材の質を確認するために愛知県豊根村「木サイクルセンター」へ。現場では、掘削、配筋、コンクリート打設と着々と現場は進んでいきます。 from Photomemo/hideto
平成23年4月1日 手で外せるものはほとんど外して解体業者による本解体作業に移りました。残りは屋根裏の丸太数本。慎重な作業が想定されるので15日間の工期を見ていました。建具、瓦、鉄板などを分別しながら容赦なく日当の家が解体されていきます。数日後、解体業者から「終わりました」という連絡が・・・早くない?と思い、あわてて現場へ行くと何にも残っていませんでした。そして残して欲しかった数本の丸太が上手く外せなかったことを告白されて、棟梁と大きなショックの中、残されたほっそりとした丸太が敷地の脇に積まれていました。解体業者曰く、解体をし始めたら急に建物のバランスが悪くなり、その状態で一晩越すことは危険と判断し、一気に壊すしかなかったそうです。丸太が・・・。 from Photomemo/hideto
いよいよ再利用材の取り外し開始。平成23年2月25日。100年以上前に建てられたこの家に感謝の気持ちと、解体工事に関わる方々が怪我無く安全に作業が進められますように・・・と解体祭を行いました。出席者はこの家を建てた方の曾孫である3歳児も出席。「家」というのは本当に不思議で、人が住まなくなった途端に傷み始めます。人も寂しくなると心が壊れそうになるのと似ていますね・・・。今回の新築工事では使える物はなるべく使います。柱・梁・板・建具・水屋・束石・・・・全ての材料は時を重ねて味わい深い表情になっています。中には傷ついた柱や床板がありますが、その傷の全てがかけがえの無い思い出なのです。日焼けした板も塗装することなくそのまま使います。「何で壊すの!?まだ建っていたいよ!」と家の声がきこえてきそうです・・・解体はやはり寂しいものです。「どうか神様、あたたかくお見守りください」そういう気持ちで大黒柱に向かって静かに手を合わせました。 from Photomemo/hideto
築100年を超えている日当の家。材料の再利用をするとしても解体しなければならない。そうなるとやはり淋しい。ここで生まれ、育てられた月日の思い出が壊されてしまう様な気持ちになってしまう。毎日食事を作ってくれた台所。よく編み物をしていた縁側、いろんなものを作ってくれたミシン、大切に育てていた植木が見える庭、見慣れた家の中の風景。まだここにおばあちゃんがいるみたい。 from Photomemo/hideto