「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

「藁の家」現場報告05

2004年10月09日 18時39分46秒 | 京都・美山町「藁の家」
さてさて、レンガ状に藁を積んでいくのですが、ここがポイント!
左官職人と試行錯誤して藁の固定方法を研究しました!
「耐震性は?」と聞かれます。
構造的には建築基準法の壁量をクリアしているので問題ないです。
ただ、土壁も、他の建材もそうなんですが、ある程度の外力が加わると、
ビヨ~ンって延びる素材でない限り壊れます。
いわゆる外装材に地震の外力が加わってひび割れし、
その部分だけ取り替える場合は大工さんの人件費と材料代がかかりますよね。
外装材で特殊な物は3年過ぎると生産中止している場合があるので、
おそらく「これを機に全部張り替えましょう!」なぁーんて話になったりしてます。
それって、業者の思う壷?さらには廃棄処分も必要ですよね。ダイオキシンが・・・
でもね、土壁の場合、自分でひびの入ったところに土を塗込めば修理出来てしまうんです!
なんて安上がり!まっ、そんな簡単にひびは入りませんけどね。

写真ではわかりづらいかもしれませんが、壁がこんなに分厚いんですよ!
断熱が良さそうでしょ!?静かそうでしょ!?

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