「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

栃木にて現地調査

2006年10月18日 23時12分10秒 | 藁の家
10月13日~14日に栃木県へ。少し前にお施主さんからこのプロジェクトのお話がありましたが、ようやく現地調査&役所調査&打ち合わせをするために現地へ行くことができました。建築確認申請以前にクリアしておかなければならない事があるエリアなので、市役所に事前調査からスタート。
法務局・市役所・土木事務所を行ったり来たり・・・
お役所の方と話をするには少々エネルギーが必要だ。
何はともあれ役所調査は終わり現地へ移動する。
現地の様子を確認し、お施主さんと打ち合わせ。
家つくり以外の事でもたくさん話をした。
食のこと・農のこと・家族のこと・「飽食」な国のこと・少年犯罪のこと・・・。話していて気が付いたが、すべての事柄がどこかで繋がっているような気がした。
「農地は人類の財産」という気持ちで無農薬野菜を育てているお施主さんが、飢えに苦しむ子供たちの話をする時、目には涙が・・・僕も胸が熱くなった。

おいしい焼酎を静かな「蔵」の中でゆっくり味わいながら、お施主さんとの話はしばらく続く・・・そんな穏やかな栃木の夜でした。


ご家族の皆さんも皆さん素敵な方ばかり。

今回は一泊二日調査の旅でしたので、お施主さんのお宅で一泊お世話になることにしました。貸していただいた部屋は「蔵」を改修した隠れ家のような建物。
生まれて初めて「蔵」で寝た。

なんとも言えぬ心地よさだ。分厚い土壁に包まれる感覚は格別!

熟睡でした♪


翌日、那須高原にある建物を見学するために少し早めに行動開始。

ストローベイルプロジェクトメンバーでもあるオーナー夫婦が那須高原にオーガニックな野菜を使用した料理を食べさせてくれるお店をオープンさせたという情報をGET!
以前に名古屋でお会いした方でもあるので、久しぶりに会いたくなってしまい、店へ向かう。
感動するほどおいしい食事をいただいた。
シェフの奥さんは「素材の味と作り手の素材への愛情が味を決める」と話してくれました。
その言葉にまたまた感動!
しかし、20時から名古屋で打ち合わせが控えているため那須を13:00に離れる。
無事名古屋に到着し、打ち合わせには間に合った。

次回はラフプランをまとめて栃木に行くことになるのでしょう。




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